ファストフラッシュ（2015年生、母タフネスデジタル）
First Flush
2015.03.08
ファストフラッシュ（2015年3月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「新茶、一番茶」。毛色は栗毛。種牡馬のシニスターミニスター（当時12歳）と交配したタフネスデジタルが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は田中 裕之。戦績は、中央平地3戦0勝、地方3戦2勝2着1回。2022年のサマーカップ(地方重賞)に勝利した他、2022年のサマーカップ(地方重賞)を制するなどの活躍をした。
経歴
デビュー前
野中賢二厩舎（栗東）へ入厩。
2歳（2017年）
12月9日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、緩やかなペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい7着に敗れた。
3歳（2018年）
9月1日、約9か月の休養明けで迎えた2戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に終わった。
9月29日、中3週で迎えた3戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1800m 小雨/稍重）に出走。15頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。
11月5日、中4週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた4戦目は、吉井友彦騎手を鞍上に迎えて、伊藤佑くんもうすぐ10才記念（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では別次元の末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のリズロンに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。
11月21日、中1週で迎えた5戦目は、薔薇特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉井友彦騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったシーアフェアリーに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。
12月12日、中2週で迎えた6戦目は、一般C21（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉井友彦騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエイシンセドリックに3馬身の差をつけて断然人気に応えた。
4歳（2019年）
3月3日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。
10月12日、約7か月半の休養明けで迎えた8戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（京都ダート1800m 雨/不良）に出走。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びあぐねて4着に終わった。
11月2日、中2週で迎えた9戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、プエルタデルソルに交わされて2馬身半差の2着となった。
11月17日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で荻野極騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のバンクショットに1馬身1/4の差をつけて3勝目をつかんだ。
5歳（2020年）
4月14日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた11戦目は、葛山晃平騎手を鞍上に迎えて、ネット投票は楽天競馬特別（金沢ダート1700m 晴/重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のタンクティーエーに1馬身の差をつけて久しぶりの一戦を制した。
4月28日、中1週で迎えた12戦目は、平瀬城久騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の金沢スプリングカップ（金沢ダート1900m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に沈んだ。
5月24日、中3週で迎えた13戦目は、青柳正義騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の利家盃（金沢ダート2000m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に沈んだ。
6月7日、中1週で迎えた14戦目は、マリーゴールド特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で青柳正義騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では長く末脚を持続させて先頭を奪い、最後は2着のタンクティーエーに1馬身の差をつけて5勝目を挙げた。
6月23日、中1週で迎えた15戦目は、筒井勇介騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の百万石賞（金沢ダート2100m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず5着に敗れた。
7月21日、中3週で迎えた16戦目は、地方重賞の金沢スプリントカップ（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は平瀬城久騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず4着に終わった。
10月13日、約3か月の間隔を開けて迎えた17戦目は、倶利伽羅源平の郷賞（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は青柳正義騎手（2戦1勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のトウショウデュエルに2馬身の差をつけて6勝目を手中に収めた。
10月27日、中1週で迎えた18戦目は、いちょう並木特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で青柳正義騎手（3戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のエンドレスゴールドをクビ差振り切って断然の支持に応えた。
11月10日、中1週で迎えた19戦目は、楽天競馬杯ポイントもりもり特別（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で青柳正義騎手（4戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のペイシャゴンジセに3馬身の差をつけて制した。
12月6日、中3週で迎えた20戦目は、地方重賞の中日杯（金沢ダート2000m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で青柳正義騎手（5戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。
6歳（2021年）
1月7日、中4週で迎えた21戦目は、地方重賞の白銀争覇（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で青柳正義騎手（6戦4勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたタイセイプレシャス決め手に屈してクビ差の2着となった。
3月16日、中9週で迎えた22戦目は、春爛漫特別（金沢ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で青柳正義騎手（7戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のタンクティーエーに2馬身半の差をつけて9勝目を挙げた。
4月11日、中3週で迎えた23戦目は、地方重賞のJBCイヤー記念（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で青柳正義騎手（8戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったハクサンアマゾネスに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。
4月25日、中1週で迎えた24戦目は、地方重賞の金沢スプリングカップ（金沢ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で青柳正義騎手（9戦5勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のエイシンレーザーに1馬身の差をつけて10勝目を達成した。
6月15日、中6週で迎えた25戦目は、地方重賞の百万石賞（金沢ダート2100m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で青柳正義騎手（10戦6勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ハクサンアマゾネスに交わされて1馬身差の2着に敗北した。
7月13日、中3週で迎えた26戦目は、地方重賞の金沢スプリントカップ（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で青柳正義騎手（11戦6勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入った。
7月25日、中1週で迎えた27戦目は、地方重賞の北國王冠（金沢ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で青柳正義騎手（12戦6勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、勝ったハクサンアマゾネスにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。
デビュー前
鈴木正也厩舎（金沢）へ入厩。
12月28日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた28戦目は、令和3年ラストラン賞（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は12戦連続で青柳正義騎手（13戦6勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。最後は力尽きて8着に敗れた。
7歳（2022年）
4月12日、約3か月半の休み明けで迎えた29戦目は、ライラック特別（金沢ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で青柳正義騎手（14戦6勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では鬼脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のトウショウデュエルに3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。
4月24日、中1週で迎えた30戦目は、地方重賞の金沢スプリングカップ（金沢ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で青柳正義騎手（15戦7勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハクサンアマゾネスに4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。
5月15日、中2週で迎えた31戦目は、地方重賞の利家盃（金沢ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は15戦連続で青柳正義騎手（16戦8勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。
6月14日、中3週で迎えた32戦目は、地方重賞の百万石賞（金沢ダート2100m 雨/良）に出走。鞍上は16戦連続で青柳正義騎手（17戦8勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮闘したが、勝ったハクサンアマゾネスに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。
7月14日、中3週で迎えた33戦目は、地方重賞のサマーカップ（笠松ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は17戦連続で青柳正義騎手（18戦8勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪脚を炸裂させて、最後は2着のサンロアノークを半馬身振り切って勝利を手に入れた。
10月18日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた34戦目は、メランポジウム特別（金沢ダート1900m 曇/稍重）に出走。鞍上は18戦連続で青柳正義騎手（19戦9勝）。6頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま強靭な粘り腰で末脚を持続させて先頭を奪い、最後は2着のフューリアスに2馬身の差をつけて優勝
12月11日、中7週で迎えた35戦目は、地方重賞の中日杯（金沢ダート2000m 曇/不良）に出走。鞍上は19戦連続で青柳正義騎手（20戦10勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。
8歳（2023年）
3月14日、約3か月の休養明けで迎えた36戦目は、桜暦特別（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は20戦連続で青柳正義騎手（21戦10勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず4着に敗れた。
3月25日、中1週で迎えた37戦目は、楽天競馬のプレゼントにエントリー!特別（金沢ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は21戦連続で青柳正義騎手（22戦10勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく4着に敗れた。
5月9日、中5週で迎えた38戦目は、楽天ポイントで馬券を買おう!楽天競馬特別（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は22戦連続で青柳正義騎手（23戦10勝）。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びあぐねて3着に敗れた。