サプール（2013年生、母マイネフランシー）

サプール（2013年4月8日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のフォーティナイナーズサン（当時12歳）と交配したマイネフランシーが14歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）金石牧場。2017年の志布志湾賞(地方重賞)に勝利した他、2017年の大村湾賞(地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、金石牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、T.Sホースクラブによって108万円で落札された。

小国博行厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2015年）

5月5日、デビュー戦は服部茂史騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。馬体重は408kg。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では印象的な伸び脚で急追したが、勝ったトッケンドーナに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

6月25日、中6週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、2歳（門別ダート1200m 晴/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るディーズボーラーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は8馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

7月9日、中1週で迎えた3戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に沈んだ。

7月22日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

8月26日、中4週で迎えた5戦目は、2歳（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は服部茂史騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

10月24日、中7週で馬体重を前走から24kg増やして迎えた6戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、2歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

11月14日、中2週で迎えた7戦目は、2歳地方重賞の天山賞（佐賀ダート1750m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田中直人騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

11月28日、中1週で迎えた8戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞のカペラ賞（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

12月20日、中2週で迎えた9戦目は、2歳戦のアルデバラン特別（佐賀ダート1750m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るライオンクイーンを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って単勝一倍台の期待に応えた。

3歳（2016年）

1月23日、中4週で迎えた10戦目は、3歳地方重賞の筑紫野賞（佐賀ダート1750m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るストームメイを猛烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけてファンの高評価に応えた。

2月7日、中1週で迎えた11戦目は、3歳地方重賞の背振山賞（佐賀ダート1750m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（3戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のドンブルーローズに4馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

2月21日、中1週で迎えた12戦目は、3歳地方重賞の飛燕賞（佐賀ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で山口勲騎手（4戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のドンプリムローズに3馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

4月10日、中6週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた13戦目は、3歳以上B4（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は6戦連続で山口勲騎手（5戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、勝ったダンシングに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

4月24日、中1週で迎えた14戦目は、スイートピー特別（佐賀ダート1750m 曇/重）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は7戦連続で山口勲騎手（6戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

5月29日、中4週で迎えた15戦目は、3歳地方重賞のDW2016九州ダービー栄城賞（佐賀ダート2000m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で山口勲騎手（7戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

7月20日、中6週で迎えた16戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の西瓜特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に敗れた。

8月5日、中1週で迎えた17戦目は、3歳戦のトマト特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を取る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のアルモガバルスに4馬身の差をつけて6勝目を収める

9月6日、中4週で迎えた18戦目は、3歳戦のナイスブーツ特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のオルキスリアンに5馬身の差をつけて勝利をモノにする

9月28日、中2週で迎えた19戦目は、山本聡紀騎手を鞍上に迎えて、九美上特別（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい10着に敗れた。

10月21日、中2週で迎えた20戦目は、オパール特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（3戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、伸びてきたジュリアン決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

11月26日、中4週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた21戦目は、地方重賞の久住山賞（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は山口勲騎手（8戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のダンシングに1馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

12月25日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた22戦目は、ファンタジーカップ（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（9戦5勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカシノソラーレに7馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

4歳（2017年）

1月9日、中1週で迎えた23戦目は、有明海特別（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（10戦6勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るエフェクトを自慢の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

7月8日、約6か月の休み明けで迎えた24戦目は、地方重賞の大分川賞（佐賀ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（11戦7勝）。5頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず3着に敗れた。

7月22日、中1週で迎えた25戦目は、地方重賞の大村湾賞（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で山口勲騎手（12戦7勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るミスタージャックをアタマ差だけ差し切って圧倒的人気に応えた。

8月6日、中1週で迎えた26戦目は、宮之浦岳特別（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で山口勲騎手（13戦8勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚に勢いがなく3着に敗れた。

8月20日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた27戦目は、地方重賞の志布志湾賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で山口勲騎手（14戦8勝）。6頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のコスモポッポに5馬身の差をつけて順当に勝利した。

5歳（2018年）

2月24日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた28戦目は、小松丈二騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の嘉瀬川賞（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

3月11日、中1週で迎えた29戦目は、ファンタスティックカップ（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で小松丈二騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

3月31日、中2週で迎えた30戦目は、地方重賞の開聞岳賞（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（15戦9勝）。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず3着に敗れた。

4月14日、中1週で迎えた31戦目は、六角川賞（佐賀ダート2000m 雨/不良）に出走。鞍上は小松丈二騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず5着に終わった。

4月28日、中1週で迎えた32戦目は、高千穂峰賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小松丈二騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

5月12日、中1週で迎えた33戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、筑後川特別（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出し、3着に入った。

5月27日、中1週で迎えた34戦目は、北山湖特別（佐賀ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（16戦9勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。