リリーアロー（2019年生、母ヴァニラシャンティ）

経歴

デビュー前

1歳のとき、ハシモトファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、土井孝夫によって1,100万円で落札された。

2歳（2021年）

10月16日、デビュー戦は浜中俊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は494kg。15頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に敗れた。

10月31日、中1週で迎えた2戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝2000m 曇/良）に出走。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

11月14日、中1週で迎えた3戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

3歳（2022年）

1月10日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に終わった。

1月23日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着を確保した。

3月5日、中5週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で池添謙一騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

3月20日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で池添謙一騎手（4戦0勝）。15頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では強靭な末脚を繰り出し、3着に入った。

4月9日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で池添謙一騎手（5戦0勝）。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

4月30日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は国分恭介騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた10戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

6月5日、中2週で迎えた11戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1900m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったアスクビックスターに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

7月24日、中6週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

8月28日、中4週で迎えた13戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく10着に敗れた。

9月10日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1900m 晴/不良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（6戦0勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

9月19日、連闘で迎えた15戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1900m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（7戦0勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

10月2日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は小沢大仁騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではいいところがなく13着に終わった。

11月3日、中4週で迎えた17戦目は、鈴木祐騎手を鞍上に迎えて、フロリースカップメモリアル（盛岡ダート1600m 雨/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

11月15日、中1週で迎えた18戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、一般B2（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず4着に敗れた。

11月27日、中1週で迎えた19戦目は、一般B2一（水沢ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高橋悠里騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

12月11日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、一般B2二（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

12月30日、中2週で迎えた21戦目は、B2（水沢ダート1400m 雪/不良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のムッシュージョイに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4歳（2023年）

3月11日、中9週で迎えた22戦目は、一般B1三（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は高橋悠里騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず5着に敗れた。

3月19日、連闘で迎えた23戦目は、一般B1三（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋悠里騎手（3戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず4着に敗れた。

4月2日、中1週で迎えた24戦目は、一般B1四（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋悠里騎手（4戦0勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

4月30日、中3週で迎えた25戦目は、小林凌騎手を鞍上に迎えて、アクエリアス賞（盛岡ダート1600m 曇/重）に出走。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた26戦目は、一般B2一（盛岡ダート1600m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林凌騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では物凄い伸び脚で猛追したが、勝ったニジイロに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

6月13日、中3週で迎えた27戦目は、ジューンカップ（水沢ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は高橋悠里騎手（5戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のプリンスチャームに1馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

7月10日、中3週で迎えた28戦目は、ミルクティーローズ賞（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高橋悠里騎手（6戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では逸出した伸び脚で急追したが、抜け出したマルケイアローを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

7月25日、中1週で迎えた29戦目は、一般B1二（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋悠里騎手（7戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、鋭く末脚を伸ばして、最後は2着のモンサンルリアンに1馬身1/4の差をつけて3勝目を手に入れた。

8月22日、中3週で迎えた30戦目は、一般B1二（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高橋悠里騎手（8戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

9月5日、中1週で迎えた31戦目は、ブラッドストーン賞（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で高橋悠里騎手（9戦2勝）。6頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず3着に敗れた。

9月19日、中1週で迎えた32戦目は、夢・希望未来へ前進（盛岡ダート1600m 小雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で高橋悠里騎手（10戦2勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

10月3日、中1週で迎えた33戦目は、ガーベラ賞（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で高橋悠里騎手（11戦2勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで敢闘したが、勝ったサンエイコンドルに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

10月17日、中1週で迎えた34戦目は、高野誠毅騎手を鞍上に迎えて、一般B1一（盛岡ダート1600m 晴/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず4着に敗れた。

10月31日、中1週で迎えた35戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、アクアマリン賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったサンエイコンドルに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

11月14日、中1週で迎えた36戦目は、カシオペア賞（盛岡ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は高橋悠里騎手（12戦2勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

11月26日、中1週で迎えた37戦目は、ひいらぎ賞（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋悠里騎手（13戦2勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では逸出した伸び脚で急追したが、抜け出したキモンリッキーを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

12月12日、中1週で迎えた38戦目は、一般B1一（水沢ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は高野誠毅騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

5歳（2024年）

3月18日、約3か月の休み明けで迎えた39戦目は、浅春特別（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は高橋悠里騎手（14戦2勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

デビュー前

1歳のとき、ハシモトファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、土井孝夫によって1,100万円で落札された。

伊藤和厩舎（岩手）へ入厩。

4月9日、デビュー戦は高橋悠里騎手を鞍上に据えて、一般B1一（水沢ダート1600m 雨/不良）に出走。9頭立ての4番ゲートからスタート。出走取消となった。

4月22日、中4週で迎えた40戦目は、夢・希望未来へ前進（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋悠里騎手（15戦2勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

5月6日、中1週で迎えた41戦目は、夢・希望未来へ前進（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋悠里騎手（16戦2勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、3着に終わった。

5月21日、中1週で迎えた42戦目は、ラナンキュラス賞（盛岡ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で高橋悠里騎手（17戦2勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして、最後は2着のトランセンドパストをハナ差振り切って4勝目を手に入れた。

9月7日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から17kg減らして迎えた43戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は富田暁騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天授の勝負根性でゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

9月28日、中2週で迎えた44戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で富田暁騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り8着に終わった。

2022年10月6日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。