ブリーズヴェール（2012年生、母レディフューチャー）

ブリーズヴェール（2012年4月28日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「緑のそよ風（仏）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のバゴ（当時11歳）と交配したレディフューチャーが17歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）ケイアイファーム。戦績は、中央平地7戦0勝、地方18戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2015年の御成特別。

経歴

デビュー前

ロードサラブレッドオーナーズにて総額1,050万円（2.1万×500口）で一口馬主が募集された。

千田輝彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2014年）

12月7日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。17頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線ではいい脚を見せられず15着に終わった。

12月27日、中2週で迎えた2戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

3歳（2015年）

3月22日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小崎綾也騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露し、3着に入った。

4月11日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で小崎綾也騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

6月6日、中7週で迎えた5戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/不良）に出走。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず6着に敗れた。

7月5日、中3週で迎えた6戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1800m 曇/不良）に出走。15頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

8月16日、中5週で迎えた7戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて9着に敗れた。

10月5日、中6週で迎えた8戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立ち、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、レスペートに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

10月19日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦の御成特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のベンガルに4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月10日、中2週で迎えた10戦目は、田久保売店へゴーゴー! もつ焼き5賞（船橋ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、抜け出したスパーキードリームを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

12月9日、中3週で迎えた11戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、一般C2二（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

4歳（2016年）

1月18日、中5週で迎えた12戦目は、けいちゃん生誕記念キラキラカップ（船橋ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

1月25日、連闘で迎えた13戦目は、一般C2三四（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（4戦1勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

2月15日、中2週で迎えた14戦目は、一般C2三（船橋ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（5戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

3月7日、中2週で迎えた15戦目は、一般C2（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（6戦1勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、3着に終わった。

7月21日、約4か月半の休養明けで迎えた16戦目は、馬に乗って夏を満喫!クレイン千葉杯（船橋ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（7戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

8月5日、中1週で迎えた17戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、千葉県25年間ありがとう藤岡家解散記念（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

8月22日、中1週で迎えた18戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、秦野たばこ祭特別（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、コスモポルカにクビ差交わされて2着に甘んじた。

9月5日、中1週で迎えた19戦目は、馬に乗って元気とパワーを!クレイン千葉杯（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は真島大輔騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

9月26日、中2週で迎えた20戦目は、一般C2三（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では別次元の末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のスプリングブレストに3馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

10月17日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデ戦の金木犀特別（浦和ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は張田昂騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

11月7日、中2週で迎えた22戦目は、立冬賞（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田昂騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

12月5日、中3週で迎えた23戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、あなたの街にサンタは来るで賞（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく7着に終わった。

12月19日、中1週で迎えた24戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のうどんサミットin熊谷賞（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

5歳（2017年）

1月9日、中2週で迎えた25戦目は、睦月賞（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は張田昂騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見所を作れず6着に敗れた。