ピエールピッタンコ（2005年生、母タニノアトラテック）

ピエールピッタンコ（2005年4月17日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のレギュラーメンバー（当時8歳）と交配したタニノアトラテックが15歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡穂別町、生産者は小林孝幸。戦績は、地方33戦6勝2着1回。主な勝ち鞍は2007年の2歳(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、小林孝幸から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

井上弘之厩舎（大井）へ入厩。

2歳（2007年）

11月30日、デビュー戦は坂井英光騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は460kg。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。

12月12日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るサウンドグロリーを途轍もない末脚で半馬身差し切って初白星を挙げた。

3歳（2008年）

1月14日、中4週で迎えた3戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1200m 曇/良）に出走。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい7着に敗れた。

2月19日、中4週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は坂井英光騎手（2戦1勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、ミドルペースでレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい7着に終わった。

3月11日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（3戦1勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず5着に終わった。

3月25日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（4戦1勝）。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に敗れた。

4月9日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で坂井英光騎手（5戦1勝）。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見所を作れず13着に敗れた。

4月21日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で坂井英光騎手（6戦1勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

6月19日、中7週で迎えた9戦目は、小国博行騎手を鞍上に迎えて、豊富ミルク賞（旭川ダート1500m 雨/良）に出走。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。10着に終わった。

7月1日、中1週で迎えた10戦目は、小嶋久輝騎手を鞍上に迎えて、一般D2-1（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のトンメイに2馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

7月15日、中1週で迎えた11戦目は、むかわ町穂別地球体験館特別（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小嶋久輝騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のテンビーダンサーに5馬身の差をつけて3勝目をつかんだ。

7月30日、中1週で迎えた12戦目は、3歳戦のボルックス特別（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小嶋久輝騎手（2戦2勝）。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月14日、中1週で迎えた13戦目は、3歳戦のリゲル特別（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小嶋久輝騎手（3戦2勝）。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったチキリブラウンから5馬身差の2着となった。

8月27日、中1週で迎えた14戦目は、3歳戦のベテルギウス特別（旭川ダート1000m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で小嶋久輝騎手（4戦2勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月18日、中2週で迎えた15戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、ツィー特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のデュークレジェンドに半馬身の差をつけて制した。

9月30日、中1週で迎えた16戦目は、ミンタカ特別（旭川ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は小国博行騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、2着のアイプロミスをアタマ差制して5勝目をゲットした。

10月16日、中1週で迎えた17戦目は、バブルガムフェロー賞（旭川ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は吉田稔騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月9日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた18戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六（大井ダート1200m 曇/良）に出走。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では最後まで息が続かず10着に敗れた。

12月25日、中6週で迎えた19戦目は、サイレントナイト賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず14着に敗れた。

4歳（2009年）

1月21日、中3週で迎えた20戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、一般C2九十（大井ダート1500m 内回り曇/良）に出走。14頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

9月17日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から41kg増やして迎えた21戦目は、斉藤正弘騎手を鞍上に迎えて、新冠ライオンズクラブ特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい11着に終わった。

10月28日、中5週で迎えた22戦目は、みんなあったかホクレン灯油特別（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は小国博行騎手（2戦1勝）。13頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた23戦目は、アドマイヤボス賞（門別ダート2000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で小国博行騎手（3戦1勝）。7頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを3番手で通過。直線では切れる脚を使えず4着に終わった。

11月19日、連闘で迎えた24戦目は、サッポロオフの贅沢特別（門別ダート1800m 雪/重）に出走。鞍上は3戦連続で小国博行騎手（4戦1勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は垂れてしまい12着に敗れた。

12月16日、中3週で迎えた25戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に敗れた。

5歳（2010年）

1月3日、中2週で迎えた26戦目は、平岩潤一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

1月21日、中2週で迎えた27戦目は、板野央騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上C1（園田ダート1400m 雨/重）に出走。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見所を作れず12着に終わった。

2月24日、中4週で迎えた28戦目は、牝馬限定の4歳以上C2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は木村健騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

3月10日、中1週で迎えた29戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上C2（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のリチェルカーレを半馬身振り切って久々に勝ち星を挙げた。

3月24日、中1週で迎えた30戦目は、牝馬限定の4歳以上C1（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦1勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が鈍り8着に敗れた。

4月7日、中1週で迎えた31戦目は、牝馬限定の4歳以上C1（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（2戦1勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に終わった。

4月22日、中1週で迎えた32戦目は、4歳以上C1二（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は木村健騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

5月11日、中2週で迎えた33戦目は、4歳以上C1（園田ダート1230m 雨/稍重）に出走。鞍上は下原理騎手（3戦1勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り8着に終わった。