ロングセフティ（1985年生、母クロスクイーン）

ロングセフティ（1985年3月28日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のロングエース（当時16歳）と交配したクロスクイーンが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）シンユウファーム。戦績は、中央平地23戦5勝2着4回、中央障害3戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1989年の灘ステークス(1400万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

増本豊厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1988年）

3月26日、デビュー戦は河内洋騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（阪神ダート1800m 雨/不良）に出走。馬体重は538kg。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のフォルテを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

4月29日、中4週で迎えた2戦目は、4歳400万下（京都芝2000m 雨/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（1戦1勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露し、3着に入った。

5月15日、中1週で迎えた3戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下のあやめ賞（京都芝2000m 雨/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

4歳（1989年）

1月21日、約8か月半の休養明けで迎えた4戦目は、5歳以上400万下（京都ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田原成貴騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

2月5日、中1週で迎えた5戦目は、5歳以上400万下（京都ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田原成貴騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、勝ったオサイチスワローに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

2月18日、中1週で迎えた6戦目は、5歳以上400万下（京都ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で田原成貴騎手（3戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。

3月19日、中3週で迎えた7戦目は、5歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は河内洋騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオートテイオーに4馬身の差をつけて勝利をモノにする

4月15日、中3週で迎えた8戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の明石特別（阪神芝2500m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（3戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、キングブレハットに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

5月13日、中3週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の白川特別（京都芝2400m 外回り曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で河内洋騎手（4戦2勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のトーアソウルに3馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

6月3日、中2週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で5歳以上1400万下の灘ステークス（阪神芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で河内洋騎手（5戦3勝）。11頭立ての圧倒的2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はニホンピロマーチと並んで1着同着となった。

11月5日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、4歳以上900万下（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で河内洋騎手（6戦4勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい8着に敗れた。

11月25日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上900万下の山科特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で河内洋騎手（7戦4勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい4着に敗れた。

12月2日、連闘で迎えた13戦目は、F.ヘッド騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の’89ゴールデンブーツトロフィー（阪神芝2500m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は勢いを失って11着に敗れた。

12月16日、中1週で迎えた14戦目は、安田隆行騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の天竜川特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって8着に敗れた。

5歳（1990年）

1月6日、中2週で迎えた15戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は河内洋騎手（8戦4勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に敗れた。

2月11日、中4週で迎えた16戦目は、5歳以上900万下の香住特別（阪神芝2500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（9戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて8着に敗れた。

3月3日、中2週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の淡路特別（阪神芝2500m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で河内洋騎手（10戦4勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

3月17日、中1週で迎えた18戦目は、5歳以上900万下の甲山特別（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で河内洋騎手（11戦4勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、勝ったミスターアダムスにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

3月31日、中1週で迎えた19戦目は、5歳以上900万下の白鷺特別（阪神芝2500m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で河内洋騎手（12戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸びで猛進したが、勝ったテンリゴールドにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

4月14日、中1週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の明石特別（阪神芝2500m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で河内洋騎手（13戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が鈍り7着に敗れた。

5月13日、中3週で迎えた21戦目は、村本善之騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の高瀬川特別（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のダーレンに3馬身の差をつけて1番人気に応えた。

6月9日、中3週で迎えた22戦目は、ハンデ戦の灘ステークス（阪神芝2500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で村本善之騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が悪くなり10着に敗れた。

6月30日、中2週で迎えた23戦目は、桶狭間ステークス（中京芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で村本善之騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では末脚に勢いがなく16着に敗れた。

11月25日、約5か月の休み明けで迎えた24戦目は、岡冨俊一騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のマチカネヤマオロシに約15馬身の大差をつけて久方ぶりの実戦を制した。

12月23日、中3週で迎えた25戦目は、障害4歳以上400万下（京都障害芝→ダート3290m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で岡冨俊一騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったアサクサメッセージから4馬身差の2着に敗北した。

6歳（1991年）

1月6日、中1週で迎えた26戦目は、障害5歳以上400万下（京都障害芝→ダート3290m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で岡冨俊一騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。競走中止となった。