シュリジョウ（2000年生、母マッチベター）

シュリジョウ（2000年5月2日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はサラブレッド系で、毛色は鹿毛。種牡馬のシャンハイ（当時11歳）と交配したマッチベターが7歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）沖田牧場。戦績は、地方26戦6勝2着2回。主な勝ち鞍は2003年のフレンドシップジョッキー(一般C1)。

経歴

デビュー前

山中静治厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2002年）

8月29日、デビュー戦は川島雅人騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は448kg。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったマンショウからクビ差の2着となった。

10月3日、中4週で迎えた2戦目は、2歳戦のアタックチャレンジI（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川島雅人騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のスガノハッピーに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2003年）

2月1日、約4か月の休養明けで迎えた3戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1490m 内回り晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のプラチナムラッシュに2馬身の差をつけて久方ぶりの一戦を物にした。

2月19日、中2週で迎えた4戦目は、3歳戦のクロッカス特別（大井ダート1590m 内回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

3月7日、中1週で迎えた5戦目は、3歳戦の水仙特別（大井ダート1590m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のワンダータカオーに5馬身の差をつけて3勝目を奪取した。

4月23日、中6週で迎えた6戦目は、3歳戦のチューリップ特別（大井ダート1690m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で御神本訓史騎手（3戦2勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目を引く伸びを見せたが、ナイキゲルマンに交わされて2馬身差の2着となった。

5月13日、中2週で迎えた7戦目は、3歳戦のキンポウゲ特別（大井ダート1690m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で御神本訓史騎手（4戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

7月2日、中6週で迎えた8戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の若潮盃（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。競走中止となった。

11月3日、約4か月の休養明けで迎えた9戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、フレンドシップジョッキー（大井ダート1190m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハザマギャラクシーに5馬身の差をつけて休養明けの一戦をモノにした。

11月25日、中2週で迎えた10戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、一般B2四（大井ダート1590m 内回り雨/不良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、5着に終わった。

4歳（2004年）

1月6日、中5週で迎えた11戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、ファーストドリーム賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈のガッツで渋太く末脚を持続させて先頭に躍り出て、最後は2着のロッキーワンダーに2馬身の差をつけて5勝目をつかんだ。

1月21日、中1週で迎えた12戦目は、春駒賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るフジタカチャチャを豪快な末脚で3/4馬身差し切って先頭ゴールを果たした。

2月16日、中3週で迎えた13戦目は、ハンデ戦のアレキサンドライト賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（2戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

8月19日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、サザンクロス賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（5戦2勝）。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず14着に終わった。

9月17日、中3週で迎えた15戦目は、ハンデ戦のセプテンバー賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（6戦2勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が悪くなり11着に敗れた。

10月14日、中3週で迎えた16戦目は、アーバンステージ神無月賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（7戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では賦性の負けん性を発揮してゴールまで落伍することなく走り切ったがが、4着に終わった。

11月13日、中3週で迎えた17戦目は、紅葉賞（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で御神本訓史騎手（8戦2勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

5歳（2005年）

6月10日、約7か月の休養明けで迎えた18戦目は、アンタレス賞（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は今野忠成騎手（1戦1勝）。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて8着に終わった。

6月30日、中2週で迎えた19戦目は、スポーツ報知賞（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（9戦2勝）。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り13着に敗れた。

7月14日、中1週で迎えた20戦目は、スタールビー賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（10戦2勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい6着に敗れた。

8月2日、中2週で迎えた21戦目は、コメット賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（11戦2勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

8月31日、中3週で迎えた22戦目は、アルビレオ賞（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で御神本訓史騎手（12戦2勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく10着に敗れた。

9月16日、中1週で迎えた23戦目は、ながつき賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で御神本訓史騎手（13戦2勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握り、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に沈んだ。

10月4日、中2週で迎えた24戦目は、夕刊フジ賞（大井ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で御神本訓史騎手（14戦2勝）。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天賦の闘争心でゴールまで勇戦したが、4着に終わった。

11月1日、中3週で迎えた25戦目は、アーバンステージ霜月賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で御神本訓史騎手（15戦2勝）。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

11月17日、中1週で迎えた26戦目は、小春日賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で御神本訓史騎手（16戦2勝）。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に敗れた。