アイファーテイオー（1997年生、母マルゼンキャロル）

アイファーテイオー（1997年4月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のカコイーシーズ（当時11歳）と交配したマルゼンキャロルが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はマル善橋本牧場。戦績は、地方19戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2001年の春風特別(一般C1三)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、マルゼン橋本牧場から「北海道10月市場サラブレッド当歳」に上場され、主取によって円で落札された。

佐々木忠昭厩舎（大井）へ入厩。

2歳（1999年）

9月8日、デビュー戦は藤村和生騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は488kg。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の力で粘り込んで、最後は2着のホウヨウアスリートに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月26日、中6週で迎えた2戦目は、佐藤祐樹騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

11月27日、中4週で迎えた3戦目は、2歳戦のピラカンサ特別（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は藤村和生騎手（1戦1勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に終わった。

12月27日、中3週で迎えた4戦目は、2歳戦のポインセチア特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤村和生騎手（2戦1勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

3歳（2000年）

2月2日、中4週で迎えた5戦目は、3歳戦の白梅特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤祐樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

2月28日、中3週で迎えた6戦目は、3歳戦のフリージア特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤祐樹騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

10月13日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg減らして迎えた7戦目は、3歳戦のぎんもくせい特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で佐藤祐樹騎手（3戦0勝）。14頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

11月15日、中4週で迎えた8戦目は、市村誠騎手を鞍上に迎えて、4歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて前にいた9頭を次々と抜き去り、最後は2着のカッパスユリに1馬身半の差をつけて制した。

12月27日、中5週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた9戦目は、堀千亜樹騎手を鞍上に迎えて、一般C1七八九（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では非凡な末脚を発揮したが、3着に終わった。

4歳（2001年）

1月13日、中1週で迎えた10戦目は、一般C1七八（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で堀千亜樹騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮し、3着に入った。

1月30日、中1週で迎えた11戦目は、一般C1五六（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で堀千亜樹騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を繰り出したが、3着に終わった。

2月14日、中1週で迎えた12戦目は、一般C1四（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で堀千亜樹騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を披露し、3着に入った。

3月28日、中5週で迎えた13戦目は、春風特別（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は佐藤祐樹騎手（4戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のサンセットグローに2馬身半の差をつけて3勝目を収める

4月16日、中2週で迎えた14戦目は、一般B3三（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤祐樹騎手（5戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るライジングハントを豪脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて4勝目をマークした。

5月7日、中2週で迎えた15戦目は、ハンデ戦のカシオペア賞（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤祐樹騎手（6戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、勝ったダイヤノルションにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

6月7日、中3週で迎えた16戦目は、一般B2三（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤祐樹騎手（7戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

6月25日、中2週で迎えた17戦目は、一般B2三（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤祐樹騎手（8戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

12月10日、約5か月半の休養明けで迎えた18戦目は、一般B2四（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で佐藤祐樹騎手（9戦2勝）。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

5歳（2002年）

1月7日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた19戦目は、ウエルカム2002賞（大井ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で佐藤祐樹騎手（10戦2勝）。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。