タイキレガトゥス（2012年生、母タイキトゥインクル）

タイキレガトゥス（2012年4月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋司令官（ラテン語）」。毛色は栗毛。種牡馬のクロフネ（当時14歳）と交配したタイキトゥインクルが17歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）ビクトリーホースランチ。戦績は、中央平地23戦0勝2着5回、地方8戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2016年のうしかい座特別(一般B1)。

経歴

デビュー前

大樹レーシングクラブにて総額2,000万円（10万×200口）で一口馬主が募集された。

藤岡健一厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2015年）

1月18日、デビュー戦は藤岡佑介騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったネオアトラクションにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

1月31日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

4月5日、中8週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で藤岡佑介騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

4月18日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で藤岡佑介騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、ダノンブライトに半馬身交わされて2着に敗北した。

5月9日、中2週で迎えた5戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（4戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったディアエナに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

6月13日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、抜け出したバルビーナにハナ差届かず2着に甘んじた。

8月9日、中7週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は藤岡佑介騎手（5戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

11月9日、約3か月の休養明けで迎えた9戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、初霜スプリント（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に敗れた。

12月9日、中3週で迎えた10戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、疾風スプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず8着に終わった。

4歳（2016年）

1月2日、中2週で迎えた11戦目は、ニューイヤー特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田昂騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

1月22日、中2週で迎えた12戦目は、初富特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で張田昂騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

3月29日、中9週で迎えた13戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、一般B4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るサンデンバロンを3/4馬身差し切って待望の初白星を挙げた。

4月6日、連闘で迎えた14戦目は、卯月特別（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るニホンピロマイティを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

5月5日、中3週で迎えた15戦目は、AGI名古屋城カップ（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（2戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛進したが、勝ったアラートミノルにねじ伏せられて6馬身差の2着に敗北した。

5月17日、中1週で迎えた16戦目は、うしかい座特別（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で丸野勝虎騎手（3戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメモリービビッドに5馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

6月25日、中5週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた17戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 小雨/重）に出走。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

7月24日、中3週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で国分優作騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着に入った。

8月20日、中3週で迎えた19戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の石狩特別（札幌芝1500m 小雨/重）に出走。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

10月10日、中6週で迎えた20戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

12月4日、中7週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で荻野琢真騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、5着に終わった。

12月17日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で荻野琢真騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。

5歳（2017年）

1月21日、中4週で迎えた23戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではビュッと切れる脚を見せたが、勝ったネオアトラクションにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

2月5日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では速い脚を使えず11着に敗れた。

5月13日、約3か月の休み明けで迎えた25戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/不良）に出走。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

6月18日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた26戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は荻野琢真騎手（3戦0勝）。13頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

7月1日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた27戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で荻野琢真騎手（4戦0勝）。14頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

8月13日、中5週で迎えた28戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（6戦0勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に終わった。

6歳（2018年）

4月22日、約8か月半の休養明けで迎えた29戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず9着に敗れた。

5月12日、中2週で迎えた30戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は荻野琢真騎手（5戦0勝）。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に終わった。

7月21日、中9週で迎えた31戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず10着に終わった。