チアズスワロー（1989年生、母グリーンデイジー）

チアズスワロー（1989年3月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のサクラユタカオー（当時7歳）と交配したグリーンデイジーが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）大道牧場。戦績は、中央平地17戦2勝2着4回。主な勝ち鞍は1993年の5歳以上500万下。

経歴

デビュー前

土門一美厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1991年）

12月7日、デビュー戦は丸山勝秀騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

12月21日、中1週で迎えた2戦目は、西浦勝一騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

3歳（1992年）

2月8日、中6週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は丸山勝秀騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では最後まで息が続かず14着に終わった。

7月12日、約5か月の休養明けで迎えた4戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったベッスルクイーンにねじ伏せられてアタマ差の2着となった。

8月1日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく5着に終わった。

8月15日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（函館芝1200m 曇/不良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で本田優騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るアレジャポンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

8月29日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下の下北半島特別（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で本田優騎手（3戦1勝）。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず4着に終わった。

9月12日、中1週で迎えた8戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の横津岳特別（函館芝1800m 曇/重）に出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月27日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下の十和田湖特別（函館芝1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、抜け出したブランドキクヒメを捕まえ切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

4歳（1993年）

1月30日、約4か月の休養明けで迎えた10戦目は、5歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は本田優騎手（4戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。1着となった。

3月6日、中4週で迎えた11戦目は、5歳以上900万下の吉野ケ里特別（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は西浦勝一騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で大外15番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

3月20日、中1週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の須磨特別（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西浦勝一騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、4着に入った。

4月11日、中2週で迎えた13戦目は、5歳以上900万下のJT賞’93阪神ヤングジョッキーズステークス（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

4月24日、中1週で迎えた14戦目は、村本善之騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の紫野特別（京都芝2400m 外回り曇/重）に出走。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったオンワードシャドウに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

9月11日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた15戦目は、4歳以上500万下の横津岳特別（函館芝1800m 晴/重）に出走。鞍上は横山典弘騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

10月16日、中4週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた16戦目は、4歳以上500万下の堀川特別（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は村本善之騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

10月30日、中1週で迎えた17戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の藤森特別（京都芝1800m 外回り雨/重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では素晴らしい伸びを見せたが、伸びてきたスイホービート決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。