フォーエバーヤング（2021年生、母フォエヴァーダーリング）

フォーエバーヤング（2021年2月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「曲名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のリアルスティール（当時9歳）と交配したフォエヴァーダーリングが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2024年のジャパンダートクラシック(Jpn1)に勝利した他、2023年の全日本2歳優駿(Jpn1)を制するなど、G1級競走2勝を含む重賞3勝を挙げた。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ノーザンレーシングから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、藤田晋によって1億780万円で落札された。

矢作芳人厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2023年）

10月14日、デビュー戦は坂井瑠星騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は526kg。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシーリュウシーに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月3日、中2週で迎えた2戦目は、2歳Jpn3のJBC2歳優駿（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で坂井瑠星騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るサンライズジパングを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて重賞初挑戦初制覇を成し遂げた。

12月13日、中5週で迎えた3戦目は、2歳Jpn1の全日本2歳優駿（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で坂井瑠星騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のイーグルノワールに7馬身の差をつけてG1初挑戦初制覇を成し遂げた。

3歳（2024年）

10月2日、約10か月の休養明けで迎えた4戦目は、3歳Jpn1のジャパンダートクラシック（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂井瑠星騎手（3戦3勝）。15頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のミッキーファイトに1馬身1/4の差をつけて2つ目のG1タイトルをゲットした。