セラニシビジン（1994年生、母トキツスキー）

セラニシビジン（1994年5月15日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時7歳）と交配したトキツスキーが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ビッグジャパンファーム。戦績は、地方17戦6勝2着3回。主な勝ち鞍は1998年のオーガスト特別(一般C1一)。

経歴

デビュー前

赤嶺本浩厩舎（大井）へ入厩。

3歳（1997年）

7月28日、デビュー戦は石崎隆之騎手を鞍上に据えて、4歳（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は491kg。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。最後は、2着のウチノワイフに9馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月15日、中2週で迎えた2戦目は、4歳（大井ダート1500m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のミヤサンヒカリに5馬身の差をつけて2勝目を挙げた。

9月8日、中2週で迎えた3戦目は、3歳戦のけいとう特別（大井ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のソレイケアタゴに5馬身の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

4歳（1998年）

2月19日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から25kg減らして迎えた4戦目は、一般C1七八（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（3戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、ストロングボーイに半馬身交わされて2着に敗北した。

7月6日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から13kg戻して迎えた5戦目は、一般C1七八（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で石崎隆之騎手（4戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで先頭を奪い、最後は2着のナイスセイハに1馬身の差をつけて久しぶりの実戦を物にした。

7月25日、中2週で迎えた6戦目は、アンタレス特別（大井ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で石崎隆之騎手（5戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見事な伸び脚を見せたが、伸びてきたラブリーメイスン決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

8月10日、中1週で迎えた7戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、オーガスト特別（大井ダート1700m 曇/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて、最後は2着のファミリーダンランに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

9月29日、中6週で迎えた8戦目は、アケルナル賞（大井ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚を失くしてしまい7着に敗れた。

5歳（1999年）

4月17日、約6か月半の休み明けで迎えた9戦目は、一般B3四（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして、最後は2着のカナハラパワーに3馬身の差をつけて久方ぶりの一戦をモノにした。

5月27日、中5週で迎えた10戦目は、薫風賞（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（3戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

6月7日、中1週で迎えた11戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のペルセウス賞（大井ダート1800m 曇/重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい12着に敗れた。

6月22日、中1週で迎えた12戦目は、ポインタース賞（大井ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（6戦4勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

7月8日、中1週で迎えた13戦目は、一般B3三（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（4戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取り、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、ハカタコバンに交わされて5馬身差の2着に敗北した。

7月22日、中1週で迎えた14戦目は、ペッパーツリー賞（大井ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく11着に敗れた。

8月23日、中4週で迎えた15戦目は、堀千亜樹騎手を鞍上に迎えて、サーフサイド賞（大井ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

9月9日、中1週で迎えた16戦目は、鷹見浩騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の一般B3一（大井ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

9月21日、中1週で迎えた17戦目は、カペラ賞（大井ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で鷹見浩騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。