エイユーエンパイア（2000年生、母スノーフレーク）

エイユーエンパイア（2000年5月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ビル名（ニューヨーク・マンハッタン）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のソウルオブザマター（当時9歳）と交配したスノーフレークが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）川上牧場。戦績は、中央平地14戦1勝、地方18戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は2003年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

柴田光陽厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2002年）

6月22日、デビュー戦は中舘英二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館ダート1000m 曇/不良）に出走。馬体重は436kg。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた2戦目は、2歳新馬（函館芝1200m 雨/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では天資の闘争心でゴールまで力戦したが、4着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（函館芝1000m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

8月3日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で中舘英二騎手（3戦0勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく7着に終わった。

12月1日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた5戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

12月8日、連闘で迎えた6戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての11番人気で16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦し、5着に入り込んだ。

12月21日、中1週で迎えた7戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 雨/不良）に出走。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦し、5着を確保した。

3歳（2003年）

1月12日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

1月25日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着を確保した。

2月8日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

3月8日、中3週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

3月23日、中1週で迎えた12戦目は、柴原央明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では圧巻の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

3月30日、連闘で迎えた13戦目は、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴原央明騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では豪脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のラッキーマキシマムに1馬身1/4の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4月26日、中3週で迎えた14戦目は、3歳500万下（京都ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で柴原央明騎手（2戦1勝）。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に入り込んだ。

4歳（2004年）

3月12日、約10か月半の休み明けで馬体重を前走から23kg増やして迎えた15戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、ひめじ広峰特別（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月24日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上A3-1（姫路ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

4月13日、中2週で迎えた17戦目は、日本のへそ特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

4月27日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上A3（園田ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で田中学騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったフジヤマハクザンにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

5月6日、連闘で迎えた19戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上A1-2（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。6頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず3着に敗れた。

5月18日、中1週で迎えた20戦目は、浜坂町麒麟獅子特別（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は田中学騎手（4戦0勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

6月1日、中1週で迎えた21戦目は、ゆかたの似合う城崎温泉特別（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（5戦0勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず4着に終わった。

6月16日、中1週で迎えた22戦目は、サントリーモルツカップ（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（6戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず5着に敗れた。

7月1日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上A2-2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中学騎手（7戦0勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず4着に終わった。

7月13日、中1週で迎えた24戦目は、やしろメジロ特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中学騎手（8戦0勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のタマモライアンを半馬身振り切って勝利を手中に収めた。

7月27日、中1週で迎えた25戦目は、三日月特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田中学騎手（9戦1勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

8月10日、中1週で迎えた26戦目は、朝来町岩津ねぎ特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で田中学騎手（10戦1勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず4着に終わった。

8月19日、連闘で迎えた27戦目は、福崎サルビア特別（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で田中学騎手（11戦1勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に終わった。

9月2日、中1週で迎えた28戦目は、夢千代の里湯村温泉特別（姫路ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で田中学騎手（12戦1勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したナムラテンビーを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

9月16日、中1週で迎えた29戦目は、3歳以上A1（姫路ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で田中学騎手（13戦1勝）。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き6着に終わった。

9月29日、中1週で迎えた30戦目は、西宮酒ぐらルネサンス特別（園田ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は11戦連続で田中学騎手（14戦1勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

10月21日、中2週で迎えた31戦目は、揖保川特別（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は12戦連続で田中学騎手（15戦1勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず4着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた32戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、胆振軽種馬農業協同組合特別（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したジョーアビリティを捕まえ切れず、クビ差の2着となった。