ジョーアビリティ（1998年生、母ジョーキャロル）

ジョーアビリティ（1998年5月11日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のティンバーカントリー（当時6歳）と交配したジョーキャロルが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は橋爪松夫。戦績は、中央平地12戦0勝、地方18戦14勝。主な勝ち鞍は2004年の胆振軽種馬農業協同組合特別(A1-1)。

経歴

デビュー前

渡辺栄厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2001年）

8月11日、デビュー戦は角田晃一騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は522kg。14頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。

8月26日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、5着を確保した。

9月9日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で角田晃一騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら5番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。

9月23日、中1週で迎えた4戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びあぐねて14着に敗れた。

10月13日、中2週で迎えた5戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線ではいいところがなく14着に終わった。

4歳（2002年）

7月13日、約9か月の休養明けで迎えた6戦目は、菅原幸弘騎手を鞍上に迎えて、一般C2（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のミサキエンペラーに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月27日、中1週で迎えた7戦目は、一般C2（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原幸弘騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のミズーリリベンジに3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

8月18日、中2週で迎えた8戦目は、一般C2（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で菅原幸弘騎手（2戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のテスコスプリンターに1馬身半の差をつけて3勝目を挙げた。

5歳（2003年）

5月10日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた9戦目は、一般C1（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原幸弘騎手（3戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、2着のアイアムゴキゲンに1馬身1/4の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

5月25日、中1週で迎えた10戦目は、一般C1（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で菅原幸弘騎手（4戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のロイヤルエリートに2馬身半の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

6月9日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、岩洞湖特別（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で菅原幸弘騎手（5戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。8着に敗れた。

6月23日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた12戦目は、小松丈二騎手を鞍上に迎えて、シルバーステッキ賞（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のデンゲキヒーローをアタマ差制して6勝目をゲットした。

7月5日、中1週で迎えた13戦目は、田沢湖特別（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は菅原幸弘騎手（6戦5勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月21日、中1週で迎えた14戦目は、一般B2（盛岡ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原幸弘騎手（7戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のヤマニングランジャに2馬身半の差をつけて7勝目を手に入れた。

9月14日、中7週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は角田晃一騎手（3戦0勝）。15頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを13番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（4戦0勝）。15頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見所を作れず9着に敗れた。

10月11日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で角田晃一騎手（5戦0勝）。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず14着に終わった。

10月25日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で角田晃一騎手（6戦0勝）。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

11月16日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で角田晃一騎手（7戦0勝）。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では末脚が振るわず14着に終わった。

12月6日、中2週で迎えた20戦目は、岩崎祐己騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず9着に終わった。

12月28日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は角田晃一騎手（8戦0勝）。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず9着に終わった。

6歳（2004年）

3月10日、中9週で迎えた22戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、79.3FM GENKIカップ（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のヘイセイサンシロウに7馬身の差をつけて8勝目をマークした。

3月23日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上B1-2（姫路ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のジョーノルドピレンに2馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

4月8日、中1週で迎えた24戦目は、丹波柏原特別（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るセンターレイナを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて勝利をモノにする

5月5日、中3週で迎えた25戦目は、4歳以上A2（園田ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で田中学騎手（3戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のウソに6馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

5月19日、中1週で迎えた26戦目は、村岡町ツツジの里特別（園田ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で田中学騎手（4戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るオールザコメットを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

6月17日、中3週で迎えた27戦目は、グリーンエコー笠形特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田中学騎手（5戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のヒラカツローレルに2馬身半の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

7月14日、中3週で迎えた28戦目は、由良川特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で田中学騎手（6戦6勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見所を作れず5着に敗れた。

11月3日、約3か月半の休み明けで迎えた29戦目は、胆振軽種馬農業協同組合特別（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で田中学騎手（7戦6勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のエイユーエンパイアをクビ差振り切って優勝

11月17日、中1週で迎えた30戦目は、神崎川特別（園田ダート1870m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で田中学騎手（8戦7勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。競走中止となった。