ヤマニングランジャ（1998年生、母ヤマニンアリーナ）

ヤマニングランジャ（1998年4月16日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のトウカイテイオー（当時10歳）と交配したヤマニンアリーナが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（株）錦岡牧場。戦績は、中央平地8戦0勝、地方36戦6勝2着9回。主な勝ち鞍は2003年のかんなづき賞(一般A2)。

経歴

デビュー前

栗田博憲厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2001年）

5月26日、デビュー戦は柴田大知騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京芝2400m 曇/良）に出走。馬体重は462kg。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に終わった。

6月10日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京芝2300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

6月23日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

7月14日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟芝2200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で柴田大知騎手（3戦0勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に終わった。

8月5日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田大知騎手（4戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では最後まで息が続かず8着に終わった。

9月23日、中6週で迎えた6戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。17頭立ての8番人気で大外17番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、6着に終わった。

10月6日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（5戦0勝）。18頭立ての17番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

11月10日、中4週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（6戦0勝）。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

12月24日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた9戦目は、畠山信一騎手を鞍上に迎えて、3歳C1（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。4着に終わった。

4歳（2002年）

1月4日、中1週で迎えた10戦目は、4歳C1（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で畠山信一騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。

1月13日、連闘で迎えた11戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、4歳C2（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったダブルエクセルから1馬身差の2着となった。

4月6日、約3か月の間隔を開けて迎えた12戦目は、一般C2（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のミナミノシェリフに4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4月15日、連闘で迎えた13戦目は、一般C2（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原勲騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のロイヤルエリートに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

4月29日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原勲騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6月8日、中5週で迎えた15戦目は、遠藤真吾騎手を鞍上に迎えて、一般C1（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったエビスブレットからクビ差の2着に惜敗した。

8月5日、中7週で迎えた16戦目は、一般C2（盛岡ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は菅原勲騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のセイウンヤマトに1馬身3/4の差をつけて先頭ゴールを果たした。

8月16日、中1週で迎えた17戦目は、中津川特別（盛岡芝1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（5戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったアイルマタから5馬身差の2着に敗北した。

9月30日、中5週で迎えた18戦目は、一般C1（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原勲騎手（6戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月14日、中1週で迎えた19戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般C1（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

11月9日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、村松学騎手を鞍上に迎えて、南部片富士湖特別（盛岡芝1700m 曇/重）に出走。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月9日、中3週で迎えた21戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、一般C1（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったマルブツシーズからクビ差の2着となった。

12月23日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた22戦目は、一般C1（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は遠藤真吾騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。9着に終わった。

5歳（2003年）

1月13日、中2週で迎えた23戦目は、一般C1（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は村松学騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。最後は、勝ったアイルマタからクビ差の2着に惜敗した。

4月12日、約3か月の間隔を開けて迎えた24戦目は、草地保隆騎手を鞍上に迎えて、一般B2（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。4着に終わった。

4月28日、中1週で迎えた25戦目は、一般B2（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で草地保隆騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のダイコーオーカンに2馬身の差をつけて優勝

5月12日、中1週で迎えた26戦目は、メイカップ（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で草地保隆騎手（2戦1勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

6月7日、中3週で迎えた27戦目は、菅原幸弘騎手を鞍上に迎えて、三陸リアス特別（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。最後は、勝ったノーストライから1馬身差の2着となった。

6月22日、中1週で迎えた28戦目は、一般B2（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原幸弘騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。5着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた29戦目は、男鹿特別（水沢ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原幸弘騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

7月21日、中1週で迎えた30戦目は、一般B2（盛岡ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は菅原勲騎手（7戦3勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったジョーアビリティから2馬身半差の2着となった。

8月14日、中2週で迎えた31戦目は、パストラルバーデンカップ（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は草地保隆騎手（3戦1勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったゴールドレッグから半馬身差の2着となった。

9月1日、中2週で迎えた32戦目は、焼石岳特別（水沢ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は菅原勲騎手（8戦3勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月22日、中2週で迎えた33戦目は、FM岩手杯（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は草地保隆騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のナムラライメイに2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

10月6日、中1週で迎えた34戦目は、かんなづき賞（盛岡芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は菅原幸弘騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のエメラルスターをクビ差制して勝利をモノにする

10月20日、中1週で迎えた35戦目は、沢田盛夫利騎手を鞍上に迎えて、オキザリス賞（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

11月2日、中1週で迎えた36戦目は、一般A2（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は菅原幸弘騎手（4戦1勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

6歳（2004年）

4月12日、約5か月半の休養明けで迎えた37戦目は、長橋秀樹騎手を鞍上に迎えて、一般A2（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

4月25日、中1週で迎えた38戦目は、一般A2（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で長橋秀樹騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。

5月5日、中0週で迎えた39戦目は、一般A2（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で長橋秀樹騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。

5月16日、中1週で迎えた40戦目は、一般A2（盛岡ダート1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で長橋秀樹騎手（3戦0勝）。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。8着に終わった。

6月14日、中3週で迎えた41戦目は、板垣吉則騎手を鞍上に迎えて、一般A2（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。4着を確保した。

6月26日、中1週で迎えた42戦目は、一般A2（水沢ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で板垣吉則騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。4着を確保した。

7月12日、中1週で迎えた43戦目は、ねむの木賞（水沢ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は菅原勲騎手（9戦3勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。9着に敗れた。

7月24日、中1週で迎えた44戦目は、ふみづき賞（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（10戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったラインアクトレスからクビ差の2着に甘んじた。