マングジ（2012年生、母コージーベイ）

マングジ（2012年4月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「南アフリカ、クワズール・ナタール州の村名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のストーミングホーム（当時14歳）と交配したコージーベイが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はダーレー・ジャパン・ファーム（有）。戦績は、中央平地5戦0勝2着1回、地方15戦5勝2着3回。主な勝ち鞍は2016年の京急立会川が面白いキャンペーン記念(一般B1二 B2二)。

経歴

デビュー前

黒岩陽一厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2015年）

4月26日、デビュー戦は柴山雄一騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、5着を確保した。

5月16日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったシルバージェニーに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

6月7日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で柴山雄一騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

8月30日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 小雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり12着に敗れた。

9月26日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天賦の闘志でゴールまで勇戦し、3着に入った。

11月24日、中7週で迎えた6戦目は、楢崎功祐騎手を鞍上に迎えて、一般C1十 C2四（大井ダート1200m 晴/重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したカツゲキライデンを差し切れず、3馬身差の2着に敗北した。

12月29日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた7戦目は、師走特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で楢崎功祐騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、異次元の末脚を炸裂させて、最後は2着のデロニクスレギアに1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。

4歳（2016年）

1月13日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた8戦目は、一般C1四五（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で楢崎功祐騎手（2戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では弾けるように疾駆したが、逃げるカツゲキライデンを差し切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

2月26日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、一般C1四五（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で楢崎功祐騎手（3戦1勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のフジノロンシャンに2馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

3月17日、中2週で迎えた10戦目は、陽炎特別（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で楢崎功祐騎手（4戦2勝）。15頭立ての2番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

4月4日、中2週で迎えた11戦目は、りょうけん座特別（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で楢崎功祐騎手（5戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のスマイルアンに1馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

4月21日、中1週で迎えた12戦目は、デネボラ賞（大井ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で楢崎功祐騎手（6戦3勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月20日、中3週で迎えた13戦目は、ダイアモンドターン賞（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で楢崎功祐騎手（7戦3勝）。15頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のシングンムサシに1馬身1/4の差をつけて制した。

7月12日、中7週で迎えた14戦目は、ベガ賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で楢崎功祐騎手（8戦4勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では鋭さ光る末脚を繰り出したが、3着に終わった。

8月18日、中4週で迎えた15戦目は、京急立会川が面白いキャンペーン記念（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で楢崎功祐騎手（9戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鬼脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のラガッソに3馬身半の差をつけて5勝目を手にした。

9月20日、中4週で迎えた16戦目は、デイリースポーツ賞（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は11戦連続で楢崎功祐騎手（10戦5勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、勝ったラクテに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

10月10日、中2週で迎えた17戦目は、文の京特別（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は12戦連続で楢崎功祐騎手（11戦5勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、5着に終わった。

11月16日、中4週で迎えた18戦目は、リゲル賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は13戦連続で楢崎功祐騎手（12戦5勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

12月31日、中5週で迎えた19戦目は、おおとり賞（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で楢崎功祐騎手（13戦5勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露し、4着に入った。

5歳（2017年）

1月24日、中2週で迎えた20戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、初夢賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を発揮したが、4着に終わった。