ギャラントナイト（1990年生、母シヤダイギヤラント）

ギャラントナイト（1990年3月19日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のノーリユート（当時12歳）と交配したシヤダイギヤラントが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地12戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は1993年の木古内特別(500万下)。

経歴

デビュー前

矢野進厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1993年）

1月31日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（東京芝1600m 晴/稍重）に出走。馬体重は520kg。15頭立ての5番人気で大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したオギアンクレットを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

6月26日、約5か月の休養明けで迎えた2戦目は、横田吉光騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったエドノマツに詰め切れず、約10馬身差の2着に敗北した。

7月3日、連闘で迎えた3戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横田吉光騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天賦の勝負根性でゴールまで勇戦したが、3着に終わった。

7月17日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横田吉光騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って8着に敗れた。

8月7日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で横田吉光騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月22日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（函館芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で横田吉光騎手（4戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして、最後は2着のエイシンエイコーを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

9月12日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下の木古内特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で横田吉光騎手（5戦1勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のスーパーマッドネスに1馬身3/4の差をつけて2勝目を挙げた。

9月26日、中1週で迎えた8戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳G2のセントライト記念（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は失速してしまい12着に終わった。

10月23日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上900万下の南武特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

4歳（1994年）

12月11日、約14か月の休養明けで迎えた10戦目は、4歳以上900万下の北総特別（中山芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き7着に終わった。

5歳（1995年）

2月5日、中7週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の立春賞（東京ダート2300m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は蛯名正義騎手（2戦0勝）。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後は脚色が鈍り13着に終わった。

2月25日、中2週で迎えた12戦目は、5歳以上900万下の潮来特別（中山芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では最後まで息が続かず7着に終わった。