スーパーマッドネス（1990年生、母スーパーハゴロモ）

スーパーマッドネス（1990年5月2日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のムーンマッドネス（当時7歳）と交配したスーパーハゴロモが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）中川牧場。戦績は、中央平地24戦1勝2着9回、中央障害6戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1993年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

清水久雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1992年）

6月14日、デビュー戦は五十嵐忠男騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（札幌芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は452kg。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に敗れた。

10月31日、約4か月半の休み明けで迎えた2戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

11月28日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、勝ったスナークフラワーにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

12月19日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で河内洋騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に敗れた。

3歳（1993年）

3月7日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で河内洋騎手（3戦0勝）。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、4着に終わった。

3月21日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で河内洋騎手（4戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

4月18日、中3週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で河内洋騎手（5戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、抜け出したブレードリーダーを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

5月8日、中2週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で河内洋騎手（6戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、逃げるキタサンムサシを差し切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

5月29日、中2週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で河内洋騎手（7戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では印象的な伸び脚で追い上げたが、抜け出したヤマフヒーローに半馬身届かず2着に敗北した。

6月19日、中2週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で河内洋騎手（8戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では脚が残っておらず4着に敗れた。

7月4日、中1週で迎えた11戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で河内洋騎手（9戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、勝ったストロングムサシに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

8月14日、中5週で迎えた12戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（函館芝1800m 雨/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のように疾駆したが、勝ったベストウーマンに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

8月28日、中1週で迎えた13戦目は、4歳未勝利（函館芝1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアマリエに8馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月12日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下の木古内特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で南井克巳騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったギャラントナイトに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

9月26日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下の十和田湖特別（函館芝1800m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で南井克巳騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で急追したが、勝ったリキサンパレスに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

10月30日、中4週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下の藤森特別（京都芝1800m 外回り雨/重）に出走。鞍上は河内洋騎手（10戦0勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

11月27日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた17戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（11戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

12月12日、中1週で迎えた18戦目は、西浦勝一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

12月25日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は河内洋騎手（12戦0勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったスーパープレイに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

4歳（1994年）

1月8日、中1週で迎えた20戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手（4戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後はガス欠状態になり9着に敗れた。

8月21日、約7か月半の休養明けで迎えた21戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（5戦1勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではいいところがなく12着に終わった。

9月10日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で南井克巳騎手（6戦1勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に敗れた。

9月25日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下の漁火特別（函館ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で南井克巳騎手（7戦1勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

10月16日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で南井克巳騎手（8戦1勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

11月26日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、岡冨俊一騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。3着に入った。

12月11日、中1週で馬体重を前走からさらに14kg増やして迎えた26戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 雨）に出走。鞍上は2戦連続で岡冨俊一騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

12月25日、中1週で迎えた27戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で岡冨俊一騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。4着に終わった。

5歳（1995年）

1月14日、中2週で迎えた28戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で岡冨俊一騎手（3戦0勝）。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のバンブーナポレオネに1馬身の差をつけて久しぶりに勝ち星を挙げた。

1月29日、中1週で迎えた29戦目は、障害5歳以上400万下（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は5戦連続で岡冨俊一騎手（4戦1勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったテイエムミサイルから3馬身半差の2着となった。

3月5日、中4週で迎えた30戦目は、障害5歳以上400万下（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。鞍上は6戦連続で岡冨俊一騎手（5戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。7着に敗れた。