ユーショウウイナー（1989年生、母モンテースター）

ユーショウウイナー（1989年4月14日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。品種はアングロアラブで、毛色は栗毛。種牡馬のモンクール（当時21歳）と交配したモンテースターが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は青森県、生産者は鳥谷部孝雄。戦績は、中央平地9戦1勝2着1回、地方12戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は1991年のアラ系3歳未勝利。

経歴

デビュー前

田之上勲厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1991年）

6月30日、デビュー戦は田島信行騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（中京芝1200m 曇/重）に出走。馬体重は416kg。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

7月13日、中1週で迎えた2戦目は、アラ系3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で田島信行騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では弾けるように疾駆したが、抜け出したエイカンを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

8月4日、中2週で迎えた3戦目は、アラ系3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田島信行騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るツルマイエースを猛烈な末脚でクビ差だけ差し切って未勝利勝ちを決めた。

8月24日、中2週で迎えた4戦目は、2歳オープンのアラブ3歳特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で田島信行騎手（3戦1勝）。6頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

9月22日、中3週で迎えた5戦目は、アラ系3歳オープン（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田島信行騎手（4戦1勝）。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、4着を確保した。

10月13日、中2週で迎えた6戦目は、アラ系3歳400万下（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で田島信行騎手（5戦1勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。最後はガス欠状態になり9着に敗れた。

10月27日、中1週で迎えた7戦目は、アラ系3歳オープン（京都ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で田島信行騎手（6戦1勝）。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

12月1日、中4週で迎えた8戦目は、村山明騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳オープン（中京ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

12月8日、連闘で迎えた9戦目は、アラ系3歳400万下（中京ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は田島信行騎手（7戦1勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

3歳（1992年）

1月19日、中5週で迎えた10戦目は、末廣卓己騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般C2 16（福山ダート1250m 曇/良）に出走。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。

2月2日、中1週で迎えた11戦目は、岡山重男騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般C2 16（福山ダート1250m 晴/重）に出走。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。

2月22日、中2週で迎えた12戦目は、鋤田誠二騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のクイーンカップ（福山ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5月4日、中9週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた13戦目は、アラ系一般C2 11（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は末廣卓己騎手（1戦0勝）。5頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。5着に終わった。

5月23日、中2週で迎えた14戦目は、アラ系一般C2 13（福山ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は岡山重男騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。

6月1日、連闘で迎えた15戦目は、アラ系一般C2 13（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡山重男騎手（2戦0勝）。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月26日、約4か月の休養明けで迎えた16戦目は、神原勝志騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般C2 13（福山ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったトーエイセンプーから半馬身差の2着となった。

10月11日、中1週で迎えた17戦目は、小嶺英喜騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般C2 11（福山ダート1250m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。7着に終わった。

11月1日、中2週で迎えた18戦目は、アラ系一般C2 13（福山ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は神原勝志騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。3着を確保した。

11月15日、中1週で迎えた19戦目は、アラ系一般C2 11（福山ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は末廣卓己騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

12月6日、中2週で迎えた20戦目は、アラ系一般C2 11（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で末廣卓己騎手（3戦0勝）。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

12月20日、中1週で迎えた21戦目は、アラ系一般C2 12（福山ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で末廣卓己騎手（4戦0勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。7着に敗れた。