ローレルデフィー（2000年生、母ブランディニー）

ローレルデフィー（2000年3月23日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋挑戦（仏）　常に挑戦する気持ちで走って欲しい。」。毛色は鹿毛。種牡馬のラムタラ（当時8歳）と交配したブランディニーが12歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）川島牧場。戦績は、中央平地21戦1勝2着3回、中央障害16戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2005年の障害3歳以上オープン。

経歴

デビュー前

ローレルクラブにて総額2,100万円（8.4万×250口）で一口馬主が募集された。

矢野照正厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2002年）

11月30日、デビュー戦は石神深一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は458kg。16頭立ての12番人気で17番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

12月21日、中2週で迎えた2戦目は、2歳新馬（中山芝2000m 雨/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で石神深一騎手（1戦0勝）。17頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着を確保した。

3歳（2003年）

5月18日、約5か月の休養明けで迎えた3戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

5月31日、中1週で迎えた4戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝2000m 雨/稍重）に出走。18頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立ち、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

6月22日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は石神深一騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、抜け出したアサヒプリンスを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

7月6日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石神深一騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のエイシンサントリナに1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

11月15日、約4か月半の休み明けで迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石神深一騎手（4戦1勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

12月14日、中3週で迎えた8戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の揖斐川特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず9着に終わった。

4歳（2004年）

1月18日、中4週で迎えた9戦目は、柄崎将寿騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では見事な伸び脚を見せたが、勝ったマイティーカラーにねじ伏せられて半馬身差の2着となった。

2月1日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で柄崎将寿騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

3月27日、中7週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の御在所特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は石神深一騎手（5戦1勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず10着に敗れた。

4月10日、中1週で迎えた12戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下の桑折特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に敗れた。

5月1日、中2週で迎えた13戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

5月23日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい8着に終わった。

6月19日、中3週で迎えた15戦目は、浜野谷憲尚騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝2000m 曇/良）に出走。15頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

7月11日、中2週で迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の織姫賞（福島芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

8月22日、中5週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下の瓢湖特別（新潟芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は石神深一騎手（6戦1勝）。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮戦したが、マコトスズランに交わされて3馬身半差の2着となった。

9月12日、中2週で迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石神深一騎手（7戦1勝）。15頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

10月3日、中2週で迎えた19戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山芝2500m 雨/不良）に出走。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり12着に敗れた。

10月23日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は丹内祐次騎手（3戦0勝）。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

11月14日、中2週で迎えた21戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は浜野谷憲尚騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。最後は、勝ったアクティブバイオから4馬身差の2着となった。

12月5日、中2週で迎えた22戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で浜野谷憲尚騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったバローネフォンテンから3/4馬身差の2着に敗北した。

5歳（2005年）

1月10日、中4週で迎えた23戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で浜野谷憲尚騎手（3戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったヒカルライアンから3/4馬身差の2着に敗北した。

1月29日、中2週で迎えた24戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は4戦連続で浜野谷憲尚騎手（4戦0勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。最後は、2着のメジロベイシンガーをクビ差制して1番人気に応えた。

4月30日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた25戦目は、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は5戦連続で浜野谷憲尚騎手（5戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。12着に敗れた。

6月4日、中4週で迎えた26戦目は、山本康志騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（中京障害芝3370m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

7月2日、中3週で迎えた27戦目は、障害3歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3140m 小雨）に出走。鞍上は浜野谷憲尚騎手（6戦1勝）。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月30日、中3週で迎えた28戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜野谷憲尚騎手（7戦1勝）。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月20日、中2週で迎えた29戦目は、ハンデJ・G3の新潟ジャンプステークス（新潟障害芝3250m 外→内晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で浜野谷憲尚騎手（8戦1勝）。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

9月3日、中1週で迎えた30戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で浜野谷憲尚騎手（9戦1勝）。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。3着を確保した。

9月24日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた31戦目は、障害3歳以上オープン（中山障害芝3210m 小雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で浜野谷憲尚騎手（10戦1勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のタマモディスタイムに6馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

10月15日、中2週で迎えた32戦目は、ハンデJ・G3の東京オータムジャンプ（東京障害芝3300m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で浜野谷憲尚騎手（11戦2勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。7着に敗れた。

6歳（2006年）

3月19日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から22kg減らして迎えた33戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では決め手が足りず16着に終わった。

4月8日、中2週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた34戦目は、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は浜野谷憲尚騎手（12戦2勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

4月15日、連闘で迎えた35戦目は、J・G1の中山グランドジャンプ（中山障害芝4250m 外回り晴/良）に牝馬ながら61.5kgの斤量を背負って出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で浜野谷憲尚騎手（13戦2勝）。15頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

12月2日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた36戦目は、イルミネーションジャンプステークス（中山障害芝3350m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で浜野谷憲尚騎手（14戦2勝）。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。6着に沈んだ。

12月23日、中2週で迎えた37戦目は、J・G1の中山大障害（中山障害芝4100m 晴/良）に牝馬ながら61kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で浜野谷憲尚騎手（15戦2勝）。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。15着に終わった。