バローネフォンテン（2000年生、母ジュピターガール）

バローネフォンテン（2000年4月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「男爵（伊）＋冠名」。毛色は鹿毛。種牡馬のオペラハウス（当時12歳）と交配したジュピターガールが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道登別市、生産者は（有）登別上水牧場。戦績は、中央平地9戦0勝、中央障害16戦3勝2着1回、地方5戦4勝2着1回。2005年の東京オータムジャンプ(ハンデJG3)に勝利した他、2005年の東京ハイジャンプ(JG2)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、登別上水牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、村松真司によって1,050万円で落札された。

高橋裕厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2003年）

1月25日、デビュー戦は大西直宏騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は502kg。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず6着に終わった。

2月9日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に敗れた。

3月16日、中4週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見所を作れず6着に終わった。

3月29日、中1週で迎えた4戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に終わった。

4月12日、中1週で迎えた5戦目は、梶晃啓騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1800m 曇/良）に出走。15頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい10着に終わった。

7月22日、約3か月半の休み明けで迎えた6戦目は、小国博行騎手を鞍上に迎えて、3歳C2（上山ダート1250m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のニシノクレールに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月15日、中2週で迎えた7戦目は、3歳B3（上山ダート1250m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小国博行騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のアミフジグラッチェに1馬身の差をつけて2勝目を手にした。

8月26日、中1週で迎えた8戦目は、3歳B2（上山ダート1250m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で小国博行騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、勝ったネバードリームから1馬身差の2着に敗北した。

9月9日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦のボーヤ片山崇之君モヒカン三カ月記念（上山ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で小国博行騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のユメキタリに5馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

9月23日、中1週で迎えた10戦目は、3歳A3（上山ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で小国博行騎手（4戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のトミノクインに5馬身の差をつけて4勝目を手中に収めた。

10月25日、中4週で迎えた11戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず12着に終わった。

11月15日、中2週で迎えた12戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の蔵王特別（福島芝2600m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では末脚が冴えず12着に終わった。

4歳（2004年）

10月10日、約11か月の休み明けで馬体重を前走から38kg増やして迎えた13戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/重）に出走。15頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では末脚にキレが無く15着に終わった。

10月24日、中1週で馬体重を前走から24kg絞って迎えた14戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は村田一誠騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。

12月5日、中5週で迎えた15戦目は、山本康志騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。最後は、2着のローレルデフィーに3/4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

5歳（2005年）

1月8日、中4週で迎えた16戦目は、中山新春ジャンプステークス（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で山本康志騎手（1戦1勝）。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

3月5日、中7週で迎えた17戦目は、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で山本康志騎手（2戦1勝）。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったタイキリオンから半馬身差の2着となった。

3月26日、中2週で迎えた18戦目は、ペガサスジャンプステークス（中山障害芝3350m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山本康志騎手（3戦1勝）。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。最後は、2着のフォンテラに3/4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

6月11日、約2か月半の間隔を開けて迎えた19戦目は、J・G2の東京ハイジャンプ（東京障害芝3300m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で山本康志騎手（4戦2勝）。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。3着に入った。

9月24日、約3か月半の休養明けで迎えた20戦目は、障害3歳以上オープン（中山障害芝3210m 小雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で山本康志騎手（5戦2勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月15日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデJ・G3の東京オータムジャンプ（東京障害芝3300m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で山本康志騎手（6戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のテレジェニックに1馬身1/4の差をつけて初の重賞タイトルをつかんだ。

12月24日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた22戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、J・G1の中山大障害（中山障害芝4100m 晴/良）に63kgの斤量を背負って出走。G1級競走への出走は初となった。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。11着に敗れた。

6歳（2006年）

11月18日、約11か月の休み明けで迎えた23戦目は、高野和馬騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。13着に敗れた。

12月23日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた24戦目は、平沢健治騎手を鞍上に迎えて、J・G1の中山大障害（中山障害芝4100m 晴/良）に63kgの斤量を背負って出走。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

8歳（2008年）

2月9日、約14か月の休養明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた25戦目は、柴田未崎騎手を鞍上に迎えて、春麗ジャンプステークス（東京障害芝→ダート3300m 曇）に出走。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。12着に終わった。

3月29日、中6週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた26戦目は、ペガサスジャンプステークス（中山障害芝3350m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田未崎騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。

4月19日、中2週で迎えた27戦目は、J・G1の中山グランドジャンプ（中山障害芝4250m 外回り曇/重）に63.5kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で柴田未崎騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月18日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた28戦目は、ハンデJ・G3の東京オータムジャンプ（東京障害芝3300m 晴/良）に出走。鞍上は平沢健治騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。12着に終わった。

12月27日、中9週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた29戦目は、J・G1の中山大障害（中山障害芝4100m 晴/良）に63kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で平沢健治騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。競走中止となった。

9歳（2009年）

10月17日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から6kg戻して迎えた30戦目は、蓑島靖典騎手を鞍上に迎えて、J・G2の東京ハイジャンプ（東京障害芝3300m 曇/良）に出走。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。13着に終わった。