クアトロリヴォルタ（2016年生、母ファーマプリンセス）

クアトロリヴォルタ（2016年5月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「四人暴れる（伊）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のローレルゲレイロ（当時12歳）と交配したファーマプリンセスが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は小河豊水。主な勝ち鞍は2019年の一般C4-4。

経歴

デビュー前

1歳のとき、山﨑STABLEから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、月舘範行によって421.2万円で落札された。

高橋裕厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

8月4日、デビュー戦は小崎綾也騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は442kg。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。主導権を握り、平均的なペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が上がってしまい11着に敗れた。

3歳（2019年）

1月13日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた2戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に敗れた。

2月26日、中5週で迎えた3戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のフェブラリーフラワー賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず14着に終わった。

5月12日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に終わった。

6月16日、中4週で迎えた5戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/不良）に出走。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず7着に終わった。

9月17日、約3か月の休養明けで迎えた6戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、コンサドールズ賞（門別ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るアースプレリュードを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月3日、中1週で迎えた7戦目は、一般C4-4（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた8戦目は、一般C4-4（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で井上俊彦騎手（2戦1勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のエメラルドカットに2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

12月12日、中7週で迎えた9戦目は、山口達弥騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

4歳（2020年）

1月8日、中3週で迎えた10戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、本格ナポリピッツァコンパーレコマーレ賞（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って11着に敗れた。

2020年10月9日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。