ブラックマンバ（2018年生、母プリンセスボーラー）

ブラックマンバ（2018年4月24日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のダノンレジェンド（当時8歳）と交配したプリンセスボーラーが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は神垣道弘。2020年の金の鞍賞(地方重賞)に勝利した他、2021年の黒潮皐月賞(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

別府真司厩舎（高知）へ入厩。

2歳（2020年）

6月21日、デビュー戦は多田羅誠也騎手を鞍上に据えて、2歳戦の弐（高知ダート800m 曇/重）に出走。馬体重は427kg。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったトサフウジンに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

7月5日、中1週で迎えた2戦目は、岡村卓弥騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のスコルピウス特別（高知ダート800m 曇/不良）に出走。4頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず3着に敗れた。

8月23日、中6週で迎えた3戦目は、2歳戦のライラ特別（高知ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡村卓弥騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のミスチェリーに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月6日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦のオフィウクス特別（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で岡村卓弥騎手（2戦1勝）。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

9月22日、中1週で迎えた5戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のグルス特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したスターフェネックに3/4馬身届かず2着となった。

10月11日、中2週で迎えた6戦目は、2歳（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で西川敏弘騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、勝ったスターフェネックに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

11月1日、中2週で迎えた7戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞の黒潮ジュニアチャンピオンシップ（高知ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したハルノインパクトを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

11月23日、中2週で迎えた8戦目は、息子君初HRオメ特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は岡村卓弥騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るナムラルイを次元の違う末脚でアタマ差だけ差し切って2勝目を収める

12月5日、中1週で迎えた9戦目は、将充ハタチHPB特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡村卓弥騎手（4戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

12月26日、中2週で迎えた10戦目は、2歳地方重賞の金の鞍賞（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で岡村卓弥騎手（5戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るハルノインパクトを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて3勝目を手にした。

3歳（2021年）

1月24日、中3週で迎えた11戦目は、3歳戦の土佐水木特別（高知ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で岡村卓弥騎手（6戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

2月9日、中1週で迎えた12戦目は、ビンナガの生姜煮特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で岡村卓弥騎手（7戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、勝ったホウオウエックスに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

2月28日、中2週で迎えた13戦目は、東京ブルーバーズ特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で岡村卓弥騎手（8戦3勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のサンライズヴューに2馬身半の差をつけて4勝目をつかんだ。

3月21日、中2週で迎えた14戦目は、3歳地方重賞の土佐春花賞（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で岡村卓弥騎手（9戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず5着に敗れた。

4月10日、中2週で迎えた15戦目は、3歳戦の仙台屋桜特別（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で岡村卓弥騎手（10戦4勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

5月2日、中2週で迎えた16戦目は、3歳地方重賞の黒潮皐月賞（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で岡村卓弥騎手（11戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では印象的な伸び脚で急追したが、勝ったハルノインパクトに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

5月22日、中2週で迎えた17戦目は、3歳戦の山桃特別（高知ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は10戦連続で岡村卓弥騎手（12戦4勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を披露し、3着に入った。

6月20日、中3週で迎えた18戦目は、3歳地方重賞の高知優駿（高知ダート1900m 曇/不良）に出走。鞍上は11戦連続で岡村卓弥騎手（13戦4勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

7月10日、中2週で迎えた19戦目は、一般C1 C2（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は12戦連続で岡村卓弥騎手（14戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヴィンチェーレに4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

7月24日、中1週で迎えた20戦目は、3歳戦の魚梁瀬杉特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で岡村卓弥騎手（15戦5勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るハルノインパクトを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて6勝目をマークした。

8月29日、中4週で迎えた21戦目は、3歳地方重賞の黒潮菊花賞（高知ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で岡村卓弥騎手（16戦6勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では賦性の負けん性を発揮してゴールまで落伍することなく走り切ったがが、4着に終わった。

9月14日、中1週で迎えた22戦目は、3歳地方重賞の西日本ダービー（名古屋ダート1900m 雨/稍重）に出走。鞍上は15戦連続で岡村卓弥騎手（17戦6勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出し、3着に入った。

10月11日、中3週で迎えた23戦目は、3歳地方重賞の秋の鞍（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で岡村卓弥騎手（18戦6勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

11月2日、中2週で迎えた24戦目は、3歳地方重賞の楠賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で岡村卓弥騎手（19戦6勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず6着に終わった。

11月14日、中1週で迎えた25戦目は、3歳地方重賞の土佐秋月賞（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は18戦連続で岡村卓弥騎手（20戦6勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

12月4日、中2週で迎えた26戦目は、長沢の滝特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は19戦連続で岡村卓弥騎手（21戦6勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

4歳（2022年）

1月1日、中3週で迎えた27戦目は、初夢特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は20戦連続で岡村卓弥騎手（22戦6勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

1月18日、中1週で迎えた28戦目は、一般B2（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は21戦連続で岡村卓弥騎手（23戦6勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

2月1日、中1週で迎えた29戦目は、どんぐり湖特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は22戦連続で岡村卓弥騎手（24戦6勝）。8頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩確実に差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のバンクショットをハナ差振り切って制した。

2月13日、中1週で迎えた30戦目は、上田将司騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のだるま夕日賞（高知ダート1600m 雨/重）に出走。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

2月27日、中1週で迎えた31戦目は、ウマ娘アプリ一年特別（高知ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、勝ったエイシンピストンに詰め切れず、約11馬身差の2着となった。

3月20日、中2週で迎えた32戦目は、マーチ特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は岡村卓弥騎手（25戦7勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

4月17日、中3週で迎えた33戦目は、林謙佑騎手を鞍上に迎えて、ファイナルレース（高知ダート1600m 晴/重）に出走。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

5月1日、中1週で迎えた34戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、一般A2（高知ダート1600m 晴/重）に出走。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。