アンダーオーカン（1986年生、母アンクリツパー）

アンダーオーカン（1986年3月23日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラシンゲキ（当時9歳）と交配したアンクリツパーが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は曾我博。戦績は、中央平地16戦1勝2着5回、地方15戦5勝2着4回。主な勝ち鞍は1990年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

小西重征厩舎（盛岡）へ入厩。

2歳（1988年）

8月14日、デビュー戦は佐藤雅彦騎手を鞍上に据えて、3歳（盛岡ダート850m 晴/稍重）に出走。馬体重は461kg。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のウインダンサーに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

10月9日、中7週で迎えた2戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、3歳（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のハギノタイセイに4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

11月7日、中3週で迎えた3戦目は、3歳（盛岡ダート1420m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（1戦1勝）。6頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のジムボーイに4馬身の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

3歳（1989年）

4月1日、約5か月の休養明けで迎えた4戦目は、4歳（水沢ダート1420m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で菅原勲騎手（2戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月29日、中3週で迎えた5戦目は、3歳戦のあやめ賞（水沢ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で菅原勲騎手（3戦2勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったアンダースワローから6馬身差の2着となった。

5月14日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、3歳戦のやまびこ賞（盛岡ダート1750m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で菅原勲騎手（4戦2勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6月21日、中4週で迎えた7戦目は、竹下太騎手を鞍上に迎えて、C1ハ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のカケノアズミに3/4馬身の差をつけて4勝目を挙げた。

7月14日、中2週で迎えた8戦目は、あおぎり特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で竹下太騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月30日、中1週で迎えた9戦目は、C1イ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で竹下太騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月20日、中2週で迎えた10戦目は、くすの木特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で竹下太騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、勝ったミスターグランデイから半馬身差の2着に敗北した。

9月3日、中1週で迎えた11戦目は、はなの木特別（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で竹下太騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のホウライナリテイに1馬身の差をつけて5勝目を収める

9月25日、中2週で迎えた12戦目は、りんどう特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で竹下太騎手（5戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月9日、中1週で迎えた13戦目は、B2イ（中京(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で竹下太騎手（6戦2勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったミスターグランデイからクビ差の2着となった。

10月30日、中2週で迎えた14戦目は、中京スポ杯（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で竹下太騎手（7戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったグランドテーオーから半馬身差の2着に敗北した。

11月17日、中2週で迎えた15戦目は、初霜特別（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で竹下太騎手（8戦2勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。8着に敗れた。

4歳（1990年）

1月13日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上900万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、ヤマトドスティに半馬身交わされて2着に敗北した。

2月3日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた17戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下の氷ノ山特別（阪神ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。端を取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて9着に敗れた。

2月25日、中2週で迎えた18戦目は、田島良保騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったメイショウアサカゼに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

3月10日、中1週で迎えた19戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田島良保騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、勝ったタニノセブンツーにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

4月21日、中5週で迎えた20戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（京都芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では印象的な伸び脚で急追したが、抜け出したルイテイトを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

7月1日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の小樽特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

12月9日、約5か月半の休み明けで迎えた22戦目は、大崎昭一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げる形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のダイイチシンゴを半馬身振り切って久しぶりの一戦を制した。

5歳（1991年）

7月14日、約7か月の休み明けで迎えた23戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は武豊騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

7月20日、連闘で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフさで最後まで奮闘したが、モナリザに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

8月11日、中2週で迎えた25戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（4戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。前に出て、ミドルペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり9着に敗れた。

11月30日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた26戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

12月7日、連闘で迎えた27戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、5着に終わった。

12月14日、連闘で迎えた28戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で角田晃一騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず6着に沈んだ。

6歳（1992年）

1月12日、中3週で迎えた29戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で角田晃一騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり10着に敗れた。

2月1日、中2週で迎えた30戦目は、上野清章騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/不良）に出走。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

2月16日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた31戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で上野清章騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。端を取り切り、タフなペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて9着に敗れた。