アンダースワロー（1986年生、母アンダーカラード）

アンダースワロー（1986年3月29日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のサンシャインボーイ（当時12歳）と交配したアンダーカラードが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は曾我博。戦績は、中央平地4戦1勝、地方33戦13勝2着7回。1990年のアメジストステークス(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

村上初男厩舎（水沢）へ入厩。

2歳（1988年）

7月30日、デビュー戦は千田知幸騎手を鞍上に据えて、3歳（水沢ダート850m 曇/重）に出走。馬体重は492kg。5頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のアイアンスキーに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月15日、中1週で迎えた2戦目は、3歳（盛岡ダート1100m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で千田知幸騎手（1戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のリキアキツに半馬身の差をつけて2勝目をマークした。

9月10日、中3週で迎えた3戦目は、2歳戦のプリンセスカップ（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で千田知幸騎手（2戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のハギノタイセイに2馬身半の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

10月8日、中3週で迎えた4戦目は、4歳（水沢ダート1420m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で千田知幸騎手（3戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のトーヨーチトセに1馬身の差をつけて負け知らずの4連勝を決めた。

3歳（1989年）

4月16日、約6か月半の休み明けで迎えた5戦目は、3歳戦のスプリングカップ（水沢ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で千田知幸騎手（4戦4勝）。6頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のスイフトセイダイをクビ差制して土付かずの5連勝を決めた。

4月29日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦のあやめ賞（水沢ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で千田知幸騎手（5戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のアンダーオーカンに6馬身の差をつけて無傷の6連勝を決めた。

5月27日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、4歳（盛岡ダート1750m 晴/良）に牝馬ながら56kgの斤量を背負って出走。鞍上は7戦連続で千田知幸騎手（6戦6勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月11日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦のダイヤモンドカップ（盛岡ダート1800m 晴/良）に牝馬ながら56kgの斤量を背負って出走。鞍上は8戦連続で千田知幸騎手（7戦6勝）。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったスイフトセイダイから1馬身差の2着となった。

7月9日、中3週で迎えた9戦目は、3歳戦の東北優駿（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で千田知幸騎手（8戦6勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月7日、中3週で迎えた10戦目は、3歳戦のひまわり賞（盛岡ダート1800m 曇/良）に牝馬ながら57kgの斤量を背負って出走。鞍上は10戦連続で千田知幸騎手（9戦6勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のアイノウエスタンに5馬身の差をつけて優勝

9月23日、中6週で迎えた11戦目は、3歳戦の北日本オークス（上山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で千田知幸騎手（10戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったオルテプリンセスから3馬身差の2着に敗北した。

10月29日、中4週で迎えた12戦目は、3歳戦の不来方賞（盛岡ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で千田知幸騎手（11戦7勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。7着に敗れた。

11月18日、中2週で迎えた13戦目は、一般（盛岡ダート1750m 晴/重）に出走。鞍上は13戦連続で千田知幸騎手（12戦7勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったイワトラマイヤーから半馬身差の2着に敗北した。

4歳（1990年）

1月28日、中9週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた14戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、銀嶺ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が上がってしまい12着に終わった。

2月24日、中3週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた15戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、アメジストステークス（中山芝1600m 外回り晴/不良）に52kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして、最後は2着のマイネルムートを3/4馬身振り切って8勝目をゲットした。

3月24日、中3週で迎えた16戦目は、ハンデ戦でオープンのマーチステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦1勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

4月22日、中3週で迎えた17戦目は、蓑田早人騎手を鞍上に迎えて、やまびこステークス（福島芝1800m 小雨/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では見所を作れず11着に終わった。

7月23日、約3か月の休養明けで迎えた18戦目は、冨士木秀四郎騎手を鞍上に迎えて、一般A1（上山ダート1800m 晴/良）に出走。6頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のジョイキングをクビ差制して9勝目を獲得した。

8月28日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、一般A（上山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で冨士木秀四郎騎手（1戦1勝）。5頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月11日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた20戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、長月特別（上山ダート1800m 曇/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったガルダンサーからクビ差の2着に甘んじた。

9月25日、中1週で迎えた21戦目は、長月特別（上山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は冨士木秀四郎騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のカネノシヤトルに2馬身の差をつけて制した。

10月9日、中1週で迎えた22戦目は、神無月特別（上山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で冨士木秀四郎騎手（3戦2勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のセキノカツヒメに半馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

11月6日、中3週で迎えた23戦目は、みちのく賞（上山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で冨士木秀四郎騎手（4戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。10着に敗れた。

11月18日、中1週で迎えた24戦目は、霜月特別（上山ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で冨士木秀四郎騎手（5戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のカネノシヤトルに5馬身の差をつけて勝利数を12に伸ばす

12月11日、中2週で迎えた25戦目は、上山優駿樹氷賞（上山ダート2300m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で冨士木秀四郎騎手（6戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5歳（1991年）

4月16日、約4か月の休養明けで迎えた26戦目は、山中初騎手を鞍上に迎えて、卯月特別（上山ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月4日、中2週で迎えた27戦目は、皐月特別（上山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山中初騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のビクターソネラに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

5月12日、連闘で迎えた28戦目は、さつき賞（上山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山中初騎手（2戦1勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったカネノシヤトルから3馬身差の2着となった。

6月11日、中3週で迎えた29戦目は、野元栄二騎手を鞍上に迎えて、一般A（上山ダート1800m 晴/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6月23日、中1週で迎えた30戦目は、白谷正美騎手を鞍上に迎えて、鳥海大賞典（上山ダート2300m 曇/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。10着に終わった。

7月9日、中1週で迎えた31戦目は、文月特別（上山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は山中初騎手（3戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったビクターソネラから5馬身差の2着に敗北した。

8月14日、中4週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた32戦目は、サンシャインマイラーズカップ（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山中初騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったシルバーゴールドから3/4馬身差の2着に敗北した。

9月16日、中4週で馬体重を前走から11kg戻して迎えた33戦目は、東北サラ大賞典（水沢ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は白谷正美騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。10着に終わった。

10月8日、中2週で迎えた34戦目は、一般A1（上山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は野元栄二騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

10月20日、中1週で迎えた35戦目は、一般A2（上山ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は山中初騎手（5戦1勝）。6頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のマウントグローリをクビ差制して勝利数を14に伸ばす

11月5日、中1週で迎えた36戦目は、みちのく賞（上山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山中初騎手（6戦2勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。9着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた37戦目は、霜月特別（上山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山中初騎手（7戦2勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。10着に終わった。