スカイノダン（2006年生、母シビル）

スカイノダン（2006年2月17日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋人名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時17歳）と交配したシビルが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。戦績は、中央平地24戦4勝2着6回。2010年の北九州記念(ハンデG3)で2着に入った他、2010年の京阪杯(G3)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、社台コーポレーションから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、江賦晨によって1,050万円で落札された。

大久保龍志厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2009年）

6月6日、デビュー戦は荻野琢真騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は458kg。17頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では素晴らしい伸び脚で急追したが、抜け出したゼットオーラにクビ差届かず2着となった。

7月4日、中3週で迎えた2戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のヴンダーゾンネを3/4馬身振り切って未勝利戦を制した。

7月26日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、勝ったメモリーパフィアに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

8月22日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川田将雅騎手（2戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るメイショウユリシスを交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

9月20日、中3週で迎えた5戦目は、3歳以上1000万下の仲秋特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川田将雅騎手（3戦2勝）。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って10着に敗れた。

11月15日、中7週で迎えた6戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の須賀川特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は荻野琢真騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、4着に終わった。

12月13日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の伊吹山特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが鈍く12着に敗れた。

4歳（2010年）

2月7日、中7週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた8戦目は、4歳以上1000万下の賢島特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は荻野琢真騎手（2戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

3月20日、中5週で迎えた9戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下の鈴鹿特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて17番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、抜け出したトウカイミステリーを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

3月28日、連闘で迎えた10戦目は、4歳以上1000万下の三河特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（4戦2勝）。17頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

5月2日、中4週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の鷹ケ峰特別（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（5戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のブルーミンバーを3/4馬身振り切って勝利をモノにする

5月30日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上1600万下の鞍馬ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川田将雅騎手（6戦3勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジリジリと前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のエイシンパンサーを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

7月24日、中7週で迎えた13戦目は、3歳以上1600万下の北九州短距離ステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川田将雅騎手（7戦4勝）。17頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、勝ったデグラーティアに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

8月15日、中2週で迎えた14戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の北九州記念（小倉芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。18頭立ての3番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたメリッサ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

9月12日、中3週で迎えた15戦目は、G2のセントウルステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

10月24日、中5週で迎えた16戦目は、福島民友カップ（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で国分恭介騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったモルトグランデにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

11月27日、中4週で迎えた17戦目は、G3の京阪杯（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で国分恭介騎手（3戦0勝）。18頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、4着に入った。

5歳（2011年）

1月29日、中8週で迎えた18戦目は、ハンデG3のシルクロードステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で国分恭介騎手（4戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

3月5日、中4週で迎えた19戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、G3のオーシャンステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では伸びを欠き14着に敗れた。

6月12日、約3か月半の休み明けで迎えた20戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のCBC賞（阪神芝1200m 雨/良）に出走。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

7月24日、中5週で迎えた21戦目は、安土城ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で国分優作騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

8月14日、中2週で迎えた22戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の北九州記念（小倉芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に敗れた。

11月6日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた23戦目は、ハンデ戦でオープンの京洛ステークス（京都芝1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

12月10日、中4週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた24戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、ラピスラズリステークス（中山芝1200m 外回り晴/稍重）に出走。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り14着に敗れた。