トーセングラン（2016年生、母スタイルアンドクラス）

トーセングラン（2016年4月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+大きい、偉大な(仏)」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時14歳）と交配したスタイルアンドクラスが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡日高町、生産者は有限会社エスティファーム。主な勝ち鞍は2021年の高山ステークス(3勝クラス)。

経歴

デビュー前

田村康仁厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

6月23日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 小雨/良）に出走。馬体重は414kg。15頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打ち、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、3着に入った。

11月18日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて16番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、伸びてきたペレ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

12月16日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で三浦皇成騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には届かず7着に敗れた。

3歳（2019年）

1月26日、中5週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で三浦皇成騎手（3戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4月27日、約3か月の休養明けで迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で三浦皇成騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では弾けるように疾駆したが、伸びてきたイサク決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

5月25日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で三浦皇成騎手（5戦0勝）。17頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したリゼブルーを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

8月3日、中9週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は7戦連続で三浦皇成騎手（6戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

8月24日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（札幌芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で三浦皇成騎手（7戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

10月6日、中5週で迎えた9戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のクリノオスマンをハナ差振り切って待望の初白星を挙げた。

10月26日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラスの松浜特別（新潟芝2000m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横山和生騎手（1戦1勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、一歩一歩着実に末脚を伸ばして、最後は2着のマイネルミュトスに1馬身半の差をつけて2勝目をつかんだ。

4歳（2020年）

1月6日、中9週で迎えた11戦目は、4歳以上2勝クラス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山和生騎手（2戦2勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、抜け出したモンテグロッソにクビ差届かず2着に惜敗した。

2月2日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上2勝クラス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山和生騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では閃光の如き末脚を発揮したが、3着に終わった。

3月21日、中6週で迎えた13戦目は、4歳以上2勝クラスの館山特別（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で横山和生騎手（4戦2勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のサトノセシルを3/4馬身振り切って勝利を手中に収めた。

5歳（2021年）

6月6日、約14か月半の休養明けで迎えた14戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの高山ステークス（中京芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では不屈のファイティングスピリットで渋太く粘り込んで先頭に立ち、最後は2着のシャフトオブライトをアタマ差振り切って休養明け初戦を物にした。

6歳（2022年）

5月8日、約11か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた15戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の新潟大賞典（新潟芝2000m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。15頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

6月12日、中4週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた16戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、G3のエプソムカップ（東京芝1800m 晴/重）に出走。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が悪くなり12着に終わった。

2022年6月17日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。