ポッドヴァイン（2019年生、母ポッドクヒオ）

ポッドヴァイン（2019年3月29日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+母母名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のジャングルポケット（当時21歳）と交配したポッドクヒオが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は下屋敷牧場。2023年のせきれい賞(M2)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

小野次郎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

7月3日、デビュー戦は勝浦正樹騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は416kg。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず4着に終わった。

7月18日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に終わった。

11月20日、約4か月の休養明けで迎えた3戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず12着に終わった。

12月12日、中2週で迎えた4戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝2000m 曇/良）に出走。17頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

3歳（2022年）

1月10日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（1戦0勝）。17頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に敗れた。

2月5日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石川裕紀人騎手（2戦0勝）。15頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

3月6日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石川裕紀人騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、5着に終わった。

3月20日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は横山和生騎手（1戦0勝）。17頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、6着に終わった。

4月30日、中5週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（東京芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横山和生騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のロムレーンに1馬身1/4の差をつけて待望の初白星を挙げた。

5月28日、中3週で迎えた10戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（東京芝2400m 晴/良）に出走。5頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず4着に終わった。

6月18日、中2週で迎えた11戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京芝2400m 曇/良）に出走。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れ味光る末脚を披露し、3着に入り込んだ。

9月4日、約2か月半の間隔を開けて迎えた12戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（札幌芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線に入ると、前で粘るフォレスタを異次元の末脚で半馬身差し切って勝利をモノにする

10月2日、中3週で迎えた13戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの茨城新聞杯（中山芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に敗れた。

10月30日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上2勝クラスの本栖湖特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は横山和生騎手（3戦1勝）。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

4歳（2023年）

1月5日、中9週で迎えた15戦目は、4歳以上2勝クラス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山和生騎手（4戦1勝）。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

1月29日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上2勝クラス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山和生騎手（5戦1勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、かなりのスローペースで集団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて7着に敗れた。

2月18日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上2勝クラス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山和生騎手（6戦1勝）。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

4月29日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた18戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの胎内川特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が上がってしまい12着に終わった。

5月21日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた19戦目は、小林勝太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの調布特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

2023年5月31日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

7月6日、中6週で迎えた20戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、hadastagram杯（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

7月30日、中2週で迎えた21戦目は、岡村健司騎手を鞍上に迎えて、M2のせきれい賞（盛岡芝2400m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。でレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

8月22日、中2週で迎えた22戦目は、立秋特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡村健司騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では決め手が足りず6着に終わった。

9月12日、中2週で迎えた23戦目は、東海道川崎宿起立400年記念（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡村健司騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず4着に敗れた。

10月4日、中2週で迎えた24戦目は、トルマリン賞（大井ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で岡村健司騎手（3戦0勝）。15頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

11月7日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、時雨空特別（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

11月24日、中1週で迎えた26戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、神楽月特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

5歳（2024年）

2月1日、中9週で迎えた27戦目は、猛虎特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は岡村健司騎手（4戦0勝）。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

2月23日、中2週で迎えた28戦目は、初花月特別（浦和ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡村健司騎手（5戦0勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。

3月18日、中2週で迎えた29戦目は、深澤杏花騎手を鞍上に迎えて、春陽特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

4月3日、中1週で迎えた30戦目は、一般B3（笠松ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で深澤杏花騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず4着に終わった。

4月29日、中3週で迎えた31戦目は、ようこそシュヴァル笠松へ特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で深澤杏花騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。