ケイアイカミング（2000年生、母テンザンオトメ）

ケイアイカミング（2000年5月15日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋到来」。毛色は鹿毛。種牡馬のフォーティナイナー（当時15歳）と交配したテンザンオトメが18歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は佐々木牧場。戦績は、中央平地5戦2勝。主な勝ち鞍は2003年の3歳500万下(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、佐竹哲から「北海道10月市場サラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

鮫島一歩厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2003年）

5月17日、デビュー戦は芹沢純一騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は462kg。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るヴァルネンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

6月8日、中2週で迎えた2戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のヤマニンスフィアーに1馬身3/4の差をつけて2勝目を手中に収めた。

12月20日、約6か月半の休養明けで迎えた3戦目は、3歳以上1000万下（阪神ダート1800m 小雪/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦1勝）。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず9着に敗れた。

4歳（2004年）

1月10日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（2戦1勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では速い脚を使えず15着に敗れた。

1月24日、中1週で迎えた5戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の吉野ケ里特別（小倉芝1800m 雪/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。競走中止となった。