キンカプリンス（1990年生、母ファーストマシン）

キンカプリンス（1990年6月24日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のゴールドウェイ（当時9歳）と交配したファーストマシンが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は川部牧場。戦績は、中央平地8戦0勝、地方43戦20勝2着5回。主な勝ち鞍は1994年の出羽路賞(C)。

経歴

デビュー前

武宏平厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1993年）

5月1日、デビュー戦は上野清章騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（新潟芝2000m 外回り曇/稍重）に出走。馬体重は454kg。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

5月16日、中1週で迎えた2戦目は、小谷祐司騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず15着に終わった。

5月30日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（阪神芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小谷祐司騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

6月19日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（京都芝1800m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小谷祐司騎手（2戦0勝）。15頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では目立つような脚を使えず14着に終わった。

7月4日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で小谷祐司騎手（3戦0勝）。13頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。

7月17日、中1週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた6戦目は、内山正博騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉芝1800m 曇/重）に出走。13頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

8月7日、中2週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた7戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で内山正博騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

8月14日、連闘で迎えた8戦目は、4歳未勝利（小倉芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は小谷祐司騎手（4戦0勝）。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

9月24日、中5週で迎えた9戦目は、阿部正義騎手を鞍上に迎えて、4歳C2ハ（新潟(地)ダート1200m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

10月4日、中0週で迎えた10戦目は、4歳C2ハ（新潟(地)ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で阿部正義騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。3着に敗れた。

10月17日、中1週で迎えた11戦目は、4歳C2（新潟(地)ダート1200m 雨/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で阿部正義騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた12戦目は、4歳C3イ（新潟(地)ダート1200m 雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で阿部正義騎手（3戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のフジミバニアンに2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月8日、連闘で馬体重を前走から15kg減らして迎えた13戦目は、4歳C2（新潟(地)ダート1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で阿部正義騎手（4戦1勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

12月5日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた14戦目は、4歳C2イ（新潟(地)ダート1200m 雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で阿部正義騎手（5戦1勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のカシマアイアンに2馬身の差をつけて2勝目を挙げた。

4歳（1994年）

1月2日、中3週で迎えた15戦目は、5歳C1（新潟(地)ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で阿部正義騎手（6戦2勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。

4月9日、約3か月の休養明けで迎えた16戦目は、一般C4ロ（三条ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で阿部正義騎手（7戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のオレンジピピンをクビ差制して3勝目をつかんだ。

4月21日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた17戦目は、一般C3（三条ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で阿部正義騎手（8戦3勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた18戦目は、一般C3イ（三条ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で阿部正義騎手（9戦3勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のリバルドシノブに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

5月29日、中3週で迎えた19戦目は、一般C3（新潟(地)ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で阿部正義騎手（10戦4勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のヒシストームに2馬身半の差をつけて5勝目を収める

6月14日、中1週で迎えた20戦目は、五十嵐剛紹騎手を鞍上に迎えて、一般C2（新潟(地)ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったグレートマジックから1馬身差の2着に敗北した。

6月25日、中1週で迎えた21戦目は、一般C1（新潟(地)ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐剛紹騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のグレートマジックに1馬身半の差をつけて6勝目を掴み取った。

7月11日、中1週で迎えた22戦目は、一般B3（三条ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐剛紹騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったエステーワンダーから1馬身差の2着に敗北した。

8月16日、中4週で迎えた23戦目は、小国博行騎手を鞍上に迎えて、一般D1ハ（上山ダート1500m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のマリックアットに6馬身の差をつけて7勝目を掴み取った。

8月28日、中1週で迎えた24戦目は、一般D1イ（上山ダート1500m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で小国博行騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のマリックアットに8馬身の差をつけて制した。

9月11日、中1週で迎えた25戦目は、長月特別（上山ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小国博行騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のリファールトウコウに6馬身の差をつけて9勝目をゲットした。

9月19日、連闘で迎えた26戦目は、一般C2ハ（上山ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小国博行騎手（3戦3勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のナイスセイリュウに4馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

10月2日、中1週で迎えた27戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、一般C2ロ（上山ダート1700m 晴/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のスーパーソネットに5馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

10月16日、中1週で迎えた28戦目は、オータムカップ（上山ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は小国博行騎手（4戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のレーティンホースに6馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

11月1日、中1週で迎えた29戦目は、一般C1ロ（上山ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小国博行騎手（5戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のナオノタイクーンに5馬身の差をつけて圧巻の7連勝を決めた。

11月16日、中1週で迎えた30戦目は、一般C1イ（上山ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小国博行騎手（6戦6勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のマーブルマリンに3/4馬身の差をつけて貫禄の8連勝を決めた。

11月29日、中1週で迎えた31戦目は、出羽路賞（上山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小国博行騎手（7戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のオカハヤオーをクビ差制して驚異の9連勝を決めた。

5歳（1995年）

1月21日、中7週で迎えた32戦目は、長島茂夫騎手を鞍上に迎えて、ハクチョウ特別（足利ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のハシモトスターに4馬身の差をつけて10連勝を達成した。

2月6日、中1週で迎えた33戦目は、まつゆき草特別（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で長島茂夫騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のオーゴンカイドウに1馬身半の差をつけて連勝数を11に伸ばした。

2月18日、中1週で迎えた34戦目は、早春特別（宇都宮ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で長島茂夫騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のスズハグラーに1馬身半の差をつけて連勝数を12に伸ばした。

3月6日、中1週で迎えた35戦目は、うお座特別（足利ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で長島茂夫騎手（3戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のラブコールに3馬身の差をつけて連勝数を13に伸ばした。

3月22日、中1週で迎えた36戦目は、アクアマリン特別（宇都宮ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で長島茂夫騎手（4戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のインディーボーイをクビ差制して連勝数を14に伸ばした。

5月5日、中5週で迎えた37戦目は、群馬記念（高崎ダート2000m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で長島茂夫騎手（5戦5勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。

5月18日、中1週で迎えた38戦目は、山吹特別（宇都宮ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で長島茂夫騎手（6戦5勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月1日、中1週で迎えた39戦目は、薫風特別（足利ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で長島茂夫騎手（7戦5勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に敗れた。

7月12日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた40戦目は、文月特別（宇都宮ダート1900m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で長島茂夫騎手（8戦5勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。7着に終わった。

9月14日、中8週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた41戦目は、長月特別（宇都宮ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で長島茂夫騎手（9戦5勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた42戦目は、稲穂賞（足利ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で長島茂夫騎手（10戦5勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月17日、中2週で迎えた43戦目は、高橋和宏騎手を鞍上に迎えて、二荒賞（宇都宮ダート1900m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月4日、中2週で迎えた44戦目は、みのり特別（宇都宮ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は長島茂夫騎手（11戦5勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

11月23日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた45戦目は、マリーゴールド特別（足利ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で長島茂夫騎手（12戦5勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったショウワルーキーから3/4馬身差の2着に敗北した。

12月14日、中2週で迎えた46戦目は、ばん阿賞（足利ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で長島茂夫騎手（13戦5勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。

6歳（1996年）

1月24日、中5週で迎えた47戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、ニューイヤーカップ（宇都宮ダート1900m 曇/良）に出走。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月12日、中2週で迎えた48戦目は、織姫賞（足利ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は長島茂夫騎手（14戦5勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。7着に敗れた。

3月5日、中2週で迎えた49戦目は、足利記念（足利ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で長島茂夫騎手（15戦5勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったハシノタイユウから6馬身差の2着となった。

3月16日、中1週で迎えた50戦目は、天馬特別（宇都宮ダート1900m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で長島茂夫騎手（16戦5勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったイチノキングから1馬身半差の2着となった。

11月6日、約8か月の休み明けで迎えた51戦目は、シラカバ特別（宇都宮ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は高橋和宏騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。6着に敗れた。