リッカロイヤル（2005年生、母エトアールピオン）

リッカロイヤル（2005年4月19日）は、日本の競走馬、種牡馬。馬名の意味は「冠名＋国王」。毛色は芦毛。種牡馬のシーロ（当時8歳）と交配したエトアールピオンが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は中島俊明。戦績は、中央平地26戦5勝2着3回。2007年のコスモス賞(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

中尾秀正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

8月25日、デビュー戦は柴山雄一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は512kg。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のアイアムスパークルに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

9月8日、中1週で迎えた2戦目は、2歳オープンのコスモス賞（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦1勝）。6頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したヤマカツオーキッドを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

3歳（2008年）

4月20日、約7か月半の休み明けで迎えた3戦目は、3歳500万下のはなみずき賞（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴山雄一騎手（2戦1勝）。15頭立ての7番人気で大外15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

5月3日、中1週で迎えた4戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のピサノロンシャンをハナ差振り切って2勝目を手中に収めた。

5月10日、連闘で迎えた5戦目は、3歳G2の京都新聞杯（京都芝2200m 外回り雨/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（1戦1勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い脚を使えず10着に敗れた。

4歳（2009年）

7月19日、約14か月半の休み明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた6戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の糸魚川特別（新潟芝2000m 外回り雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての12番人気で16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

8月8日、中2週で迎えた7戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の都井岬特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、伸びてきたローザブランカ決め手に屈してアタマ差の2着に惜敗した。

5歳（2010年）

1月31日、約6か月の休み明けで迎えた8戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の千種特別（中京芝1800m 小雨/良）に出走。15頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。

3月6日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の寒狭川特別（中京芝2500m 曇/重）に出走。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、4着に入った。

3月20日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下の御在所特別（中京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に入った。

4月11日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下の飯盛山特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村友一騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月1日、中2週で迎えた12戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の荒川峡特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のエーシングレーソロに2馬身の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

7月11日、中9週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の三田特別（阪神芝2200m 小雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で安藤光彰騎手（1戦1勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

7月31日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上1000万下の高千穂特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安藤光彰騎手（2戦1勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のロザリオをクビ差振り切って制した。

8月28日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上1600万下の博多ステークス（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で安藤光彰騎手（3戦2勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。

6歳（2011年）

4月24日、約8か月の休み明けで迎えた16戦目は、4歳以上1600万下のウインズ八代開設記念（京都芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で安藤光彰騎手（4戦2勝）。15頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では最後まで息が続かず14着に終わった。

5月15日、中2週で迎えた17戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下のきぼう賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、4着を確保した。

5月29日、中1週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のむらさき賞（東京芝1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

7月3日、中4週で迎えた19戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の常総ステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

7月16日、中1週で迎えた20戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の大文字ステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚を伸ばせず10着に敗れた。

11月27日、約4か月半の休養明けで迎えた21戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の東京ウェルカムプレミアム（東京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく6着に終わった。

12月11日、中1週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のオリオンステークス（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したロッカヴェラーノを差し切れず、1馬身差の2着となった。

12月24日、中1週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の元町ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（3戦0勝）。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るワンダームシャを半馬身差し切って久々に勝ち星を挙げた。

7歳（2012年）

1月5日、中1週で迎えた24戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの万葉ステークス（京都芝3000m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

2月18日、中5週で迎えた25戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のダイヤモンドステークス（東京芝3400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は失速してしまい9着に終わった。

3月18日、中3週で迎えた26戦目は、G2の阪神大賞典（阪神芝3000m 曇/稍重）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。競走中止となった。