マイネトロイマー（1985年生、母ミドリエース）

マイネトロイマー（1985年4月14日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。品種はサラブレッド系で、毛色は青鹿毛。種牡馬のヒカリデュール（当時8歳）と交配したミドリエースが22歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）ビッグレッドファーム。戦績は、中央平地33戦1勝2着8回。主な勝ち鞍は1988年の4歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

中村貢厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1987年）

7月11日、デビュー戦は原昌久騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（札幌ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は440kg。5頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったダカールインターに詰め切れず、約10馬身差の2着となった。

7月18日、連闘で迎えた2戦目は、3歳新馬（札幌ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で原昌久騎手（1戦0勝）。6頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、抜け出したアクロスザシーに3/4馬身届かず2着に敗れた。

8月2日、中1週で迎えた3戦目は、3歳新馬（札幌ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で原昌久騎手（2戦0勝）。5頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では物凄い伸び脚で猛追したが、抜け出したインターバンガードにクビ差届かず2着となった。

9月5日、中4週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（函館芝1700m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で原昌久騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、抜け出したモガミデンカにハナ差届かず2着となった。

10月11日、中4週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（福島芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で原昌久騎手（4戦0勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、抜け出したミヤジダイセンにクビ差届かず2着に甘んじた。

3歳（1988年）

1月31日、約3か月半の休み明けで迎えた6戦目は、石神富士雄騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はガス欠状態になり7着に敗れた。

2月20日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（東京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石神富士雄騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

3月6日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石神富士雄騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

3月20日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（東京ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は原昌久騎手（5戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったエプソムドリームに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

4月2日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（東京ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で原昌久騎手（6戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったヨツヤアラシに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

4月17日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で原昌久騎手（7戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

4月23日、連闘で迎えた12戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（新潟芝2000m 外回り晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、勝ったセノエプリマに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

5月15日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（新潟芝2000m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のライジングイーストをクビ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

6月26日、中5週で迎えた14戦目は、4歳以上400万下の十勝岳特別（札幌ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田面木博公騎手（2戦1勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

12月10日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた15戦目は、伊藤栄騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では切れる脚を使えず16着に終わった。

12月24日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上400万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤栄騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

4歳（1989年）

1月15日、中2週で迎えた17戦目は、牝馬限定の5歳以上400万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤栄騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して12番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

2月4日、中2週で迎えた18戦目は、牝馬限定の5歳以上400万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は原昌久騎手（8戦0勝）。13頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に終わった。

2月19日、中1週で迎えた19戦目は、5歳以上400万下（小倉芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は田面木博公騎手（3戦1勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に敗れた。

3月26日、中4週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の鹿島特別（中山芝2000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は伊藤栄騎手（3戦0勝）。13頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

4月15日、中2週で迎えた21戦目は、牝馬限定の5歳以上400万下（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。鞍上は原昌久騎手（9戦0勝）。13頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

4月29日、中1週で迎えた22戦目は、5歳以上400万下の尖閣湾特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で原昌久騎手（10戦0勝）。13頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

5月7日、連闘で迎えた23戦目は、5歳以上400万下（新潟芝2000m 外回り小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で原昌久騎手（11戦0勝）。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

6月3日、中3週で迎えた24戦目は、5歳以上400万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は伊藤栄騎手（4戦0勝）。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく11着に終わった。

6月18日、中1週で迎えた25戦目は、5歳以上400万下（新潟芝2200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤栄騎手（5戦0勝）。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

7月9日、中2週で迎えた26戦目は、5歳以上400万下（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤栄騎手（6戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず4着に敗れた。

7月23日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上400万下の三面川特別（新潟芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で伊藤栄騎手（7戦0勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

8月5日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上400万下（新潟芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で伊藤栄騎手（8戦0勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

8月27日、中2週で迎えた29戦目は、4歳以上400万下の豊栄特別（新潟芝2000m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で伊藤栄騎手（9戦0勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず4着に終わった。

12月9日、約3か月半の休養明けで迎えた30戦目は、4歳以上400万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で伊藤栄騎手（10戦0勝）。15頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びあぐねて14着に終わった。

5歳（1990年）

1月27日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた31戦目は、横田吉光騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に終わった。

2月11日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた32戦目は、5歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で横田吉光騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

2月18日、連闘で迎えた33戦目は、5歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で横田吉光騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず13着に終わった。