ゴールドエクリプス（2019年生、母ゴールドグローリー）

ゴールドエクリプス（2019年4月14日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+皆既食」。毛色は栗毛。種牡馬のドゥラメンテ（当時7歳）と交配したゴールドグローリーが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は北勝ファーム。2023年の小倉記念(ハンデG3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

大久保龍志厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2022年）

2月26日、デビュー戦は松本大輝騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は486kg。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた9頭を次々と抜き去り、最後は2着のモンステラマオに1馬身3/4の差をつけて未勝利戦を制した。

3月26日、中3週で迎えた2戦目は、牝馬限定3歳1勝クラスの君子蘭賞（阪神芝1800m 外回り小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松本大輝騎手（1戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

4月10日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳1勝クラス（中山芝1800m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず4着に敗れた。

4歳（2023年）

1月22日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた4戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（小倉芝1800m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のゴルトシュミーデをアタマ差振り切って久しぶりの一戦を物にした。

3月26日、中8週で迎えた5戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの四国新聞杯（阪神芝2000m 雨/重）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

4月30日、中4週で迎えた6戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの糺の森特別（京都芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したシンシアウィッシュにアタマ差届かず2着となった。

5月21日、中2週で迎えた7戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの紫野特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のルージュメサージュに1馬身1/4の差をつけて勝利をモノにする

6月18日、中3週で迎えた8戦目は、西塚洸二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデG3のマーメイドステークス（阪神芝2000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

8月13日、中7週で迎えた9戦目は、角田大河騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の小倉記念（小倉芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月15日、中8週で迎えた10戦目は、3歳以上3勝クラスの大原ステークス（京都芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は岩田望来騎手（1戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のコスモサガルマータを半馬身振り切ってファンの期待に応えた。

11月12日、中3週で迎えた11戦目は、牝馬限定G1のエリザベス女王杯（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（2戦2勝）。15頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が衰えて14着に終わった。

5歳（2024年）

2月18日、約3か月半の休養明けで迎えた12戦目は、ハンデG3の小倉大賞典（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は角田大河騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。最後は垂れてしまい12着に敗れた。

4月6日、中6週で迎えた13戦目は、牝馬限定G2の阪神牝馬ステークス（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は岩田望来騎手（3戦2勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい8着に終わった。

6月16日、中9週で迎えた14戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデG3のマーメイドステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。最後は脚色が悪くなり16着に終わった。

11月10日、約5か月の休み明けで迎えた15戦目は、田口貫太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G1のエリザベス女王杯（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。17頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。