トリビューン（1995年生、母エコセーズ）

トリビューン（1995年4月30日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサンシャインボーイ（当時21歳）と交配したエコセーズが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）サンシャイン牧場。戦績は、中央平地12戦0勝2着1回、地方20戦7勝2着1回。主な勝ち鞍は1998年の’98ベストステッキ特別（9）。

経歴

デビュー前

郷原洋行厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1998年）

2月7日、デビュー戦は郷原洋司騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（東京ダート1600m 曇/良）に出走。馬体重は550kg。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では物凄い伸び脚で驀進したが、勝ったサクラスエヒロにねじ伏せられて7馬身差の2着となった。

2月22日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

3月15日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で郷原洋司騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

3月28日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で郷原洋司騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き10着に敗れた。

8月23日、約5か月の休み明けで迎えた5戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で郷原洋司騎手（4戦0勝）。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。

9月5日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で郷原洋司騎手（5戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく13着に敗れた。

9月20日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で郷原洋司騎手（6戦0勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず10着に敗れた。

9月27日、連闘で迎えた8戦目は、4歳未勝利（札幌芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で郷原洋司騎手（7戦0勝）。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

10月18日、中2週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（福島芝1800m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で郷原洋司騎手（8戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に敗れた。

11月3日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦の新潟ノベンバーシリーズ第4戦（新潟(地)ダート1700m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は10戦連続で郷原洋司騎手（9戦0勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。3着に入った。

11月15日、中1週で迎えた11戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

11月23日、連闘で迎えた12戦目は、3歳戦の’98ベストステッキ特別（9）（船橋ダート1600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は郷原洋司騎手（10戦0勝）。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のシメニドリームを半馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

4歳（1999年）

5月8日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた13戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（11戦1勝）。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

5月29日、中2週で迎えた14戦目は、5歳以上500万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で郷原洋司騎手（12戦1勝）。15頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に敗れた。

5歳（2000年）

9月27日、約16か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた15戦目は、沼沢英知騎手を鞍上に迎えて、ケフェウス特別（旭川ダート1600m 雨/不良）に出走。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月12日、中1週で迎えた16戦目は、静内川特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で沼沢英知騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。12着に終わった。

10月24日、中1週で迎えた17戦目は、穂別特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で沼沢英知騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。12着に終わった。

11月7日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、賀張特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で沼沢英知騎手（3戦0勝）。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。10着に終わった。

11月22日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた19戦目は、日高こんぶ特別（門別ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で沼沢英知騎手（4戦0勝）。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。12着に終わった。

6歳（2001年）

4月2日、約4か月半の休養明けで迎えた20戦目は、高野剛司騎手を鞍上に迎えて、一般E（高知ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のトキオアクセルに4馬身の差をつけて久々の実戦を物にした。

4月23日、中2週で迎えた21戦目は、一般E（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高野剛司騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のアサクサタブレットに1馬身半の差をつけて3勝目を掴み取った。

5月6日、中1週で迎えた22戦目は、一般E（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で高野剛司騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったイブキサイクルから半馬身差の2着に敗北した。

6月4日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた23戦目は、緒方洋介騎手を鞍上に迎えて、一般E（高知ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のアサクサタブレットをクビ差制して勝利をモノにする

7月2日、中3週で迎えた24戦目は、一般E（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で緒方洋介騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月16日、中1週で迎えた25戦目は、一般E（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で緒方洋介騎手（2戦1勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。3着を確保した。

8月11日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた26戦目は、徳留康豊騎手を鞍上に迎えて、一般E（高知ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

9月1日、中2週で迎えた27戦目は、一般E（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は緒方洋介騎手（3戦1勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。

9月10日、連闘で迎えた28戦目は、陶文峰騎手を鞍上に迎えて、一般E（高知ダート1300m 曇/重）に出走。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月8日、中3週で迎えた29戦目は、一般E（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は緒方洋介騎手（4戦1勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。最後は、2着のトキオアクセルに2馬身の差をつけて制した。

10月27日、中2週で迎えた30戦目は、一般D（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で緒方洋介騎手（5戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のキンキクモタカをクビ差制して6勝目をマークした。

11月5日、連闘で迎えた31戦目は、一般D（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で緒方洋介騎手（6戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のルイボスオークをクビ差制して優勝

11月23日、中2週で迎えた32戦目は、花本正三騎手を鞍上に迎えて、百舌鳥特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。3着に終わった。