’98ベストステッキ特別（9）

レース展開

ロードミダスが先頭に立つ形、そのあとを進むノムラコマチ

ハナを切ったのはロードミダス。リードを1馬身ほど保って一団を引っ張っていく。単独の2番手にノムラコマチが続く。その後ろ、シメニドリームが3番手の絶好位につける。続いて、ロイヤルウーマンは好位に収まる。先団後ろのポジションに付けたのはミナミノマッハ。その1馬身後ろ、トリビューンは中団前め。オークランドシチーは中団馬群の丁度真ん中を追走。タイドームは中団後方の位置取り。その直後、スリープレジャーが9番手。ワイズクラッカーは後方5番手に待機して進出の機をうかがう。アズマコーニッシュは後方4番手に待機して他馬の様子をうかがいながらの競馬。後方3番手で折り合いに専念するのはアーサカイウン。後方2番手の位置で息を潜めて力をタメるのはオークビクトリー。殿にクリミナルマークがいる隊列で最初のコーナーを通過。

’98ベストステッキ特別（9）、トリビューンが優れた先行力を活かした堅実な取り口で待望の初白星を挙げる

先頭はロードミダスでリードは1馬身。単独の2番手にシメニドリームが続く。その後ろ、トリビューンが3番手。そのあと、オークランドシチーが4番手。1馬身離れて、ミナミノマッハが5番手。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースに入り、2番手から抜け出したのは2番人気のシメニドリーム。そのまま押し切るかに思われたが、絶好位にいたトリビューンが次元の違う末脚を炸裂させてシメニドリームを差し切ると、最後は半馬身の差をつけて勝利を掴み取った。2着のシメニドリームから3馬身差の3着には、逃げ粘ったロードミダスが入った。そこから3馬身遅れた4着には、好位で直線を迎えたオークランドシチーが入線、さらに2馬身差の5着には、先行勢の後ろにいた12番人気のミナミノマッハが食い込んだ。