バラックパリンカ（2016年生、母アプリコットフィズ）

バラックパリンカ（2016年4月21日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「杏を原料とした蒸留酒、アプリコットブランデー」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のノヴェリスト（当時7歳）と交配したアプリコットフィズが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2020年の御堂筋ステークス(3勝クラス)。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額3,000万円（75万×40口）で一口馬主が募集された。

平田修厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

9月9日、デビュー戦は松山弘平騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝2000m 曇/稍重）に出走。馬体重は446kg。6頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったエクザルフに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

10月20日、中5週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のように急駛したが、勝ったブラヴァスに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

11月18日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松山弘平騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では目立つような脚を使えず4着に敗れた。

3歳（2019年）

2月9日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、抜け出したモズベッロに半馬身届かず2着となった。

3月10日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のテメノスに2馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

3月30日、中2週で迎えた6戦目は、3歳500万下の山吹賞（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（2戦1勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

4月27日、中3週で迎えた7戦目は、3歳G2の青葉賞（東京芝2400m 小雨/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で和田竜二騎手（3戦1勝）。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に終わった。

8月18日、約4か月の休み明けで迎えた8戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの出雲崎特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったサトノエルドールにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

9月16日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラスの甲武特別（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（3戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のザプリオレスに3馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

10月14日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上2勝クラスの鳴滝特別（京都芝2200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、勝ったバイマイサイドに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

12月21日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの江坂特別（阪神芝2400m 外回り曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のプランドラーをクビ差振り切って優勝

4歳（2020年）

2月15日、中7週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの松籟ステークス（京都芝2400m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は和田竜二騎手（4戦1勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

3月20日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの尼崎ステークス（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（5戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

4月19日、中3週で迎えた14戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの御堂筋ステークス（阪神芝2400m 外回り曇/良）に出走。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のツーエムアロンソに1馬身1/4の差をつけて制した。

5月31日、中5週で迎えた15戦目は、ハンデG2の目黒記念（東京芝2500m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は和田竜二騎手（6戦1勝）。18頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り16着に終わった。

9月6日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの丹頂ステークス（札幌芝2600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

10月18日、中5週で馬体重を前走から18kg絞って迎えた17戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、オクトーバーステークス（東京芝2000m 曇/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

12月12日、中7週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた18戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の中日新聞杯（中京芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。18頭立ての18番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り12着に終わった。

5歳（2021年）

1月5日、中2週で迎えた19戦目は、ハンデ戦でオープンの万葉ステークス（中京芝3000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で斎藤新騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず14着に終わった。

5月22日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた20戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのメイステークス（東京芝1800m 雨/良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

7月4日、中5週で迎えた21戦目は、巴賞（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は横山和生騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はタレてしまい10着に終わった。

8月7日、中4週で迎えた22戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、札幌日経オープン（函館芝2600m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後は垂れてしまい15着に終わった。

10月3日、中7週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた23戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、ポートアイランドステークス（中京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

11月14日、中5週で迎えた24戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、室町ステークス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。最後は力尽きて16着に終わった。

12月24日、中5週で迎えた25戦目は、高橋利幸騎手を鞍上に迎えて、金盃トライアル（大井ダート2600m 晴/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

6歳（2022年）

1月24日、中3週で迎えた26戦目は、西啓太騎手を鞍上に迎えて、ジャニュアリー賞（大井ダート2000m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

2月10日、中1週で迎えた27戦目は、如月賞（大井ダート1600m 内回り雪/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で西啓太騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に終わった。

3月15日、中4週で迎えた28戦目は、中島龍也騎手を鞍上に迎えて、春爛漫特別（金沢ダート1700m 曇/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では決め手に欠いて4着に敗れた。

3月27日、中1週で迎えた29戦目は、ネット投票は楽天競馬におまかせ特別（金沢ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で中島龍也騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバテてしまい7着に敗れた。

4月12日、中1週で迎えた30戦目は、ライラック特別（金沢ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中島龍也騎手（2戦0勝）。7頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚にキレが無く5着に終わった。

5月9日、中3週で迎えた31戦目は、南郷家全騎手を鞍上に迎えて、皐月特別（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

5月22日、中1週で迎えた32戦目は、M3のあすなろ賞（水沢ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で南郷家全騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

6月6日、中1週で迎えた33戦目は、初夏特別（水沢ダート1900m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で南郷家全騎手（2戦0勝）。7頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。

6月19日、中1週で迎えた34戦目は、M1の一條記念みちのく大賞典（水沢ダート2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で南郷家全騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり12着に終わった。

7月5日、中1週で迎えた35戦目は、かきつばた賞（盛岡芝1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で南郷家全騎手（4戦0勝）。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

7月18日、中1週で迎えた36戦目は、文月特別（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で南郷家全騎手（5戦0勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

7月31日、中1週で迎えた37戦目は、M2のせきれい賞（盛岡芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で南郷家全騎手（6戦0勝）。14頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

8月14日、中1週で迎えた38戦目は、OROターフ特別（盛岡ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で南郷家全騎手（7戦0勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に終わった。