マハーラーニー（2016年生、母マハービスタ）

マハーラーニー（2016年5月27日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「『偉大な女性の君主』を意味するサンスクリットの称号。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のロードカナロア（当時8歳）と交配したマハービスタが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2020年の3歳以上1勝クラス。

経歴

デビュー前

キャロットクラブにて総額1,600万円（4万×400口）で一口馬主が募集された。

池添学厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2019年）

2月9日、デビュー戦は藤岡佑介騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。馬体重は456kg。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では弾けるような伸び脚で急追したが、抜け出したペガサスに半馬身届かず2着に敗北した。

3月3日、中2週で迎えた2戦目は、A.シュタルケ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

5月19日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。17頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで敢闘したが、勝ったオメガハートクィンに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

6月1日、中1週で迎えた4戦目は、D.レーン騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では瞬発力に優れた末脚を発揮したが、3着に終わった。

6月30日、中3週で迎えた5戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 小雨/重）に出走。18頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、伸びてきたプレイリードリーム決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

8月10日、中5週で迎えた6戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

8月25日、中1週で迎えた7戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 小雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて8着に敗れた。

9月26日、中4週で迎えた8戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のボナセーラに8馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4歳（2020年）

4月16日、約7か月の休み明けで迎えた9戦目は、竹村達也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のイントゥアドリームに5馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

4月30日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上C2四（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹村達也騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカネトシバリアントに8馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

5月20日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で竹村達也騎手（2戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシャウエンに約10馬身の大差をつけて破竹の4連勝を決めた。

6月10日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で竹村達也騎手（3戦3勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のテンナイトパールに1馬身3/4の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

6月26日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で竹村達也騎手（4戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のピックプウィンに3馬身半の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

7月17日、中2週で迎えた14戦目は、夕顔特別（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で竹村達也騎手（5戦5勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のパリスハートに4馬身の差をつけて圧巻の7連勝を決めた。

8月30日、中5週で迎えた15戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で大外15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら9番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に敗れた。

9月19日、中2週で迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

10月18日、中3週で迎えた17戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で武士沢友治騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

10月31日、中1週で迎えた18戦目は、山田敬士騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るシャルドネを豪快な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

11月14日、中1週で迎えた19戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの相馬特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。

5歳（2021年）

5月22日、約6か月半の休養明けで迎えた20戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（東京ダート1600m 雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後はバテてしまい13着に終わった。

9月5日、約3か月半の休み明けで迎えた21戦目は、3歳以上2勝クラスの両津湾特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（3戦0勝）。15頭立ての15番人気で大外15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では伸びが劣勢になり14着に終わった。

10月17日、中5週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた22戦目は、服部寿希騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず12着に終わった。

6歳（2022年）

4月21日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた23戦目は、陽炎特別（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は竹村達也騎手（6戦6勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして、最後は2着のデンコウハピネスをハナ差振り切って久しぶりの実戦を物にした。

5月4日、中1週で迎えた24戦目は、マリーゴールド賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹村達也騎手（7戦7勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、勝ったパールプレミアに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

6月1日、中3週で迎えた25戦目は、初夏特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で竹村達也騎手（8戦7勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

6月16日、中1週で迎えた26戦目は、向暑特別（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で竹村達也騎手（9戦7勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、勝ったパールプレミアを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

7月13日、中3週で迎えた27戦目は、小野ひまわり特別（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で竹村達也騎手（10戦7勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のアルマドールに5馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。

8月4日、中2週で迎えた28戦目は、乾杯!加東山田錦デー（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で竹村達也騎手（11戦8勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

9月1日、中3週で迎えた29戦目は、食べようひょうごの畜産物賞（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で竹村達也騎手（12戦8勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。

9月22日、中2週で迎えた30戦目は、3歳以上A1（園田ダート1870m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で竹村達也騎手（13戦8勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では物凄い伸び脚を見せたが、エイシンナセルに交わされて1馬身3/4差の2着となった。

10月27日、中4週で迎えた31戦目は、牝馬限定地方重賞の兵庫クイーンカップ（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で竹村達也騎手（14戦8勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びを欠き9着に終わった。