パールプレミア（2018年生、母アルマエルモ）

Pearl Premier

2018.04.19

パールプレミア（2018年4月19日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は芦毛。種牡馬のエスポワールシチー（当時13歳）と交配したアルマエルモが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はイワミ牧場。2023年の兵庫ウインターカップ(地方重賞)に勝利した他、2023年のサマーカップ(地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、イワミ牧場から「北海道セプテンバーセールサラブレッド1歳」に上場され、近藤洋司によって442.8万円で落札された。

新子雅司厩舎（園田）へ入厩。

2歳（2020年）

9月9日、デビュー戦は笹田知宏騎手を鞍上に据えて、2歳（園田ダート820m 曇/稍重）に出走。馬体重は443kg。6頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のハニーロコスキップに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

10月1日、中2週で迎えた2戦目は、2歳戦のアッパートライ（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹田知宏騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のラヴリンインパクトに約10馬身の大差をつけて2勝目を収める

11月11日、中5週で迎えた3戦目は、2歳戦のアッパートライ（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で笹田知宏騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

12月31日、中6週で迎えた4戦目は、2歳地方重賞の園田ジュニアカップ（園田ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で笹田知宏騎手（3戦2勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

3歳（2021年）

2月9日、中5週で迎えた5戦目は、3歳A B（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で笹田知宏騎手（4戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のマンテーニャに1馬身1/4の差をつけて制した。

3月23日、中5週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の若草賞（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で笹田知宏騎手（5戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて、最後は2着のミラバーグマンを3/4馬身振り切って4勝目をつかんだ。

4月15日、中2週で迎えた7戦目は、3歳地方重賞の菊水賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で笹田知宏騎手（6戦4勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

5月13日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳地方重賞ののじぎく賞（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で笹田知宏騎手（7戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、クレモナに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

6月17日、中4週で迎えた9戦目は、3歳A B（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で笹田知宏騎手（8戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るプラチナステージを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

8月18日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、乾杯!加東山田錦デー（園田ダート1400m 曇/不良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は10戦連続で笹田知宏騎手（9戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4歳（2022年）

2月17日、約6か月の休み明けで迎えた11戦目は、アネモネ賞（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で笹田知宏騎手（10戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のジェッティーに4馬身の差をつけて休養明けの一戦を制した。

3月8日、中2週で迎えた12戦目は、ラジオ関西特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で笹田知宏騎手（11戦6勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のマイティバローズに4馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

4月5日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上B1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で笹田知宏騎手（12戦7勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のバーゲニングパワーに7馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

5月4日、中3週で迎えた14戦目は、マリーゴールド賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で笹田知宏騎手（13戦8勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のマハーラーニーに1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

6月16日、中5週で迎えた15戦目は、向暑特別（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は15戦連続で笹田知宏騎手（14戦9勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて、最後は2着のマハーラーニーを3/4馬身振り切って怒涛の5連勝を決めた。

7月7日、中2週で迎えた16戦目は、西脇市日本のへそ特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で笹田知宏騎手（15戦10勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のハナブサに3馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

9月9日、中8週で迎えた17戦目は、そのだライオンズクラブ杯（園田ダート1230m 曇/重）に出走。鞍上は17戦連続で笹田知宏騎手（16戦11勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のトウケイタンホイザに5馬身の差をつけて圧巻の7連勝を決めた。

10月20日、中5週で迎えた18戦目は、鴨宮祥行騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の兵庫ゴールドカップ（園田ダート1230m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

11月30日、中5週で迎えた19戦目は、近江牛特別（園田ダート1230m 曇/重）に出走。鞍上は笹田知宏騎手（17戦12勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、勝ったエイシンビッグボスにねじ伏せられて3/4馬身差の2着に敗北した。

12月30日、中3週で迎えた20戦目は、オッズパーク2022杯（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹田知宏騎手（18戦12勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、ビナサクセスにクビ差交わされて2着に甘んじた。

5歳（2023年）

2月23日、中7週で迎えた21戦目は、地方重賞の兵庫ウインターカップ（姫路ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で笹田知宏騎手（19戦12勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて、最後は2着のマックスを半馬身振り切って勝利数を13に伸ばす

4月16日、中6週で迎えた22戦目は、牝馬限定地方重賞の佐賀ヴィーナスカップ（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で笹田知宏騎手（20戦13勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、ジュランビルに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

6月16日、中8週で迎えた23戦目は、夏至特別（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で笹田知宏騎手（21戦13勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで敢闘したが、イナズマテーラーに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

7月6日、中2週で迎えた24戦目は、地方重賞のサマーカップ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で笹田知宏騎手（22戦13勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のビナサクセスに2馬身の差をつけて勝利数を14に伸ばす

10月20日、約3か月半の休み明けで迎えた25戦目は、兵庫ゴールドカップ（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で笹田知宏騎手（23戦14勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

11月21日、中4週で迎えた26戦目は、笠松グランプリ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で笹田知宏騎手（24戦14勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

6歳（2024年）

2月8日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から11kg増やして迎えた27戦目は、兵庫ウインターカップ（姫路ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で笹田知宏騎手（25戦14勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は力尽きて11着に敗れた。