ワンダーマッハー（2002年生、母ワンダーマッスル）

ワンダーマッハー（2002年5月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋音速」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のチーフベアハート（当時9歳）と交配したワンダーマッスルが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）米田牧場。戦績は、中央平地22戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2006年の稲荷特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

湯浅三郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2004年）

11月27日、デビュー戦は松田大作騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は442kg。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではいいところがなく12着に終わった。

12月12日、中1週で迎えた2戦目は、難波剛健騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

3歳（2005年）

1月22日、中5週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で難波剛健騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず15着に敗れた。

2月13日、中2週で迎えた4戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

3月5日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は難波剛健騎手（2戦0勝）。13頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

4月3日、中3週で迎えた6戦目は、高野容輔騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では決め手が足りず9着に終わった。

4月17日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は赤木高太郎騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を繰り出し、3着を確保した。

5月8日、中2週で迎えた8戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ハナを奪い、リードを2馬身以上保って、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではパワフルな末脚を披露し、3着に入った。

5月21日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったサクラランサーに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

6月4日、中1週で迎えた10戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のトウカイワイルドに3馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

6月18日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下の鶴橋特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は赤木高太郎騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のマルカフローリアンに1馬身の差をつけて勝利をモノにする

7月3日、中1週で迎えた12戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のラジオたんぱ賞（福島芝1800m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

9月24日、約3か月の間隔を開けて迎えた13戦目は、3歳以上1000万下の夕月特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は赤木高太郎騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

10月15日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上1000万下の北野特別（京都芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で赤木高太郎騎手（4戦1勝）。15頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が振るわず14着に終わった。

10月30日、中1週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の高雄特別（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は石橋守騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、4着を確保した。

11月19日、中2週で迎えた16戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の八瀬特別（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての14番人気で大外18番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では天与の敢闘精神で諦めることなく走り切り、5着を確保した。

12月4日、中1週で迎えた17戦目は、E.プラード騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の2005ゴールデンブーツトロフィー（阪神芝2000m 雨/良）に出走。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

12月24日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上1000万下の名古屋日刊スポーツ杯（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は川島信二騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、抜け出したスプリングダボスを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

4歳（2006年）

1月9日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上1000万下の稲荷特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（1戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線に入ると、前で粘るマルイチクエストを豪快な末脚でハナ差だけ差し切って3勝目を手中に収めた。

1月29日、中2週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の松籟ステークス（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は川島信二騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

2月25日、中3週で迎えた21戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の御堂筋ステークス（阪神芝2500m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露したが、4着に終わった。

3月18日、中2週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の但馬ステークス（阪神芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。