ピッコロバンビーナ（2019年生、母メロークーミス）

ピッコロバンビーナ（2019年2月12日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「小さい(伊)+可愛い女の子(伊)」。毛色は鹿毛。種牡馬のディスクリートキャット（当時16歳）と交配したメロークーミスが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は守矢牧場。主な勝ち鞍は2022年のテレトラック石鳥谷1周年記念(一般C2五)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、守矢牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、福盛訓之によって440万円で落札された。

藤原辰雄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

12月19日、デビュー戦は勝浦正樹騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は446kg。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では賦性の負けん気を発揮してゴールまで落伍することなく走り切ったがが、4着に終わった。

3歳（2022年）

3月26日、約3か月の休み明けで迎えた2戦目は、3歳1勝クラス（中山芝1800m 小雨/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後はバタバタになってしまい9着に終わった。

5月22日、中7週で迎えた3戦目は、西塚洸二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

7月2日、中5週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びを欠き8着に終わった。

7月16日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は西塚洸二騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。端に立つ形となり、後続との差を2馬身以上キープして、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい最後はコルティーナと並んで6着同着となった。

10月10日、約3か月の間隔を開けて迎えた6戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、テレトラック石鳥谷1周年記念（盛岡ダート1400m 雨/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて、最後は2着のキタノズーナクアに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

10月25日、中1週で迎えた7戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて7着に敗れた。

11月15日、中2週で迎えた8戦目は、一般C2二（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高松亮騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、勝ったビーマジカルに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

11月29日、中1週で迎えた9戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で高松亮騎手（3戦1勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

12月6日、連闘で迎えた10戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 小雪/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で高松亮騎手（4戦1勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が衰えて9着に敗れた。

12月20日、中1週で迎えた11戦目は、小林凌騎手を鞍上に迎えて、一般C2二（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

4歳（2023年）

1月11日、中2週で迎えた12戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、4歳C3（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

2月14日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、4歳C3（浦和ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

3月21日、中4週で迎えた14戦目は、4歳C3（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で和田譲治騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に終わった。

7月17日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から21kg増やして迎えた15戦目は、岡村健司騎手を鞍上に迎えて、浦和800ラウンド（浦和ダート800m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

8月10日、中2週で迎えた16戦目は、浦和800ラウンド（浦和ダート800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡村健司騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

8月31日、中2週で迎えた17戦目は、一般C3四五（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡村健司騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

9月21日、中2週で迎えた18戦目は、ランチタイムチャレンジ（浦和ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で岡村健司騎手（3戦0勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では生来の負けじ魂を発揮してどうにかこうにかゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

10月18日、中3週で迎えた19戦目は、一般C3三四（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岡村健司騎手（4戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に終わった。

11月7日、中2週で迎えた20戦目は、一般C3三四（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で岡村健司騎手（5戦0勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月23日、中1週で迎えた21戦目は、一般C3一二（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で岡村健司騎手（6戦0勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

5歳（2024年）

2月21日、約3か月の休み明けで迎えた22戦目は、及川烈騎手を鞍上に迎えて、JA埼玉ひびきの365日本庄野菜賞（浦和ダート800m 雨/良）に出走。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

3月13日、中2週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた23戦目は、一般C3三四（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で及川烈騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

3月28日、中1週で迎えた24戦目は、一般C3三四（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で及川烈騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

4月17日、中2週で迎えた25戦目は、浦和800ラウンド（浦和ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は岡村健司騎手（7戦0勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。