キタノズーナクア（2019年生、母コンゴウプリンセス）

キタノズーナクア（2019年4月12日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+母母母名」。毛色は鹿毛。種牡馬のフェノーメノ（当時10歳）と交配したコンゴウプリンセスが5歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は土田ファーム。主な勝ち鞍は2022年のアロースタッド特別(一般C1五)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、土田ファームから「北海道セプテンバーセールサラブレッド1歳」に上場され、キタジョファームによって363万円で落札された。

小笠倫弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

10月16日、デビュー戦は山田敬士騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は458kg。18頭立ての18番人気で17番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず9着に終わった。

10月30日、中1週で迎えた2戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に終わった。

11月21日、中2週で迎えた3戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1800m 曇/良）に出走。15頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

3歳（2022年）

4月2日、約4か月半の休み明けで迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は大野拓弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

4月16日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

5月1日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた6戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。

7月2日、中8週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に敗れた。

7月17日、中1週で迎えた8戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝2600m 曇/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入った。

8月7日、中2週で迎えた9戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝2600m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり、馬場の大外を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

8月28日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、3歳未勝利（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。

2022年8月31日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

9月27日、中3週で迎えた11戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、3歳（盛岡芝1600m 曇/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、勝ったレーヌデゼトワールに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

10月10日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、テレトラック石鳥谷1周年記念（盛岡ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で猛追したが、抜け出したピッコロバンビーナを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

10月24日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2四（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本政聡騎手（2戦0勝）。6頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、勝ったジュンツバサニセイにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗れた。

11月8日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2三（盛岡ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で山本政聡騎手（3戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず5着に敗れた。

11月21日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2三（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で山本政聡騎手（4戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のシャインローリエに1馬身3/4の差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月5日、中1週で迎えた16戦目は、アロースタッド特別（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で山本政聡騎手（5戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、で馬群を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のジュゼッペに1馬身半の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

4歳（2023年）

2月13日、中9週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた17戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、4歳C3（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のロジマスタングを半馬身振り切って勝利をモノにする

3月22日、中4週で迎えた18戦目は、幸手市観光協会会長賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦したが、3着に終わった。

4月5日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2四五六（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（2戦1勝）。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

4月24日、中2週で迎えた20戦目は、一般C2三四（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で矢野貴之騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に敗れた。

5月29日、中4週で迎えた21戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、一般B2三（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

6月11日、中1週で迎えた22戦目は、一般B2（水沢ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に敗れた。

7月3日、中2週で迎えた23戦目は、ベンバトル特別（盛岡芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で高松亮騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

7月17日、中1週で迎えた24戦目は、木村暁騎手を鞍上に迎えて、区界高原賞（盛岡芝1700m 曇/重）に出走。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のオールザゴーに2馬身半の差をつけて4勝目をつかんだ。

7月31日、中1週で迎えた25戦目は、一般C1（盛岡芝1600m 小雨/良）に出走。鞍上は高松亮騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に敗れた。

8月21日、中2週で迎えた26戦目は、一般B2三（水沢ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（4戦0勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず4着に終わった。

9月5日、中1週で迎えた27戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般B1二（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。6頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

9月18日、中1週で迎えた28戦目は、一般B1三（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は木村暁騎手（1戦1勝）。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず4着に終わった。

10月2日、中1週で迎えた29戦目は、夢・希望未来へ前進（盛岡ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で木村暁騎手（2戦1勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず4着に終わった。

10月16日、中1週で迎えた30戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、夢・希望未来へ前進（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

10月29日、中1週で迎えた31戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、エメラルドピンク賞（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた32戦目は、一般B1五（盛岡ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は高松亮騎手（5戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

11月26日、中1週で迎えた33戦目は、塚本涼人騎手を鞍上に迎えて、レックススタッド特別（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

12月10日、中1週で迎えた34戦目は、B2一組（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で塚本涼人騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

12月24日、中1週で迎えた35戦目は、一般B2二（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で塚本涼人騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず12着に終わった。

5歳（2024年）

3月17日、約3か月の間隔を開けて迎えた36戦目は、一般C1五（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で塚本涼人騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

3月29日、中1週で迎えた37戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、クリスマスローズ賞（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。11頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、抜け出したキープシャインにクビ差届かず2着となった。

4月16日、中2週で迎えた38戦目は、一般C1四（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は塚本涼人騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るファインローズを豪脚でクビ差だけ差し切って5勝目を手にした。