シゲルセキニンシャ（2008年生、母クインクインクイン）

シゲルセキニンシャ（2008年5月1日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋責任者」。毛色は青鹿毛。種牡馬のマイネルラヴ（当時13歳）と交配したクインクインクインが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）中央牧場。戦績は、中央平地15戦0勝、地方27戦8勝2着7回。主な勝ち鞍は2011年のつくし賞。

経歴

デビュー前

2歳のとき、中央牧場から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

目野哲也厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

11月28日、デビュー戦は小林徹弥騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。15頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり11着に終わった。

12月12日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

3歳（2011年）

1月12日、中3週で迎えた3戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の妙見山特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

2月9日、中3週で迎えた4戦目は、3歳戦の広峰山特別（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったナムラジュエルに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

3月16日、中4週で迎えた5戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のつくし賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るプルメリを別次元の末脚で3/4馬身差し切って初勝利を挙げた。

4月9日、中2週で迎えた6戦目は、3歳500万下（阪神ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤光彰騎手（1戦1勝）。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は一杯になって13着に終わった。

4月17日、連闘で迎えた7戦目は、3歳500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は小林徹弥騎手（2戦0勝）。18頭立ての18番人気で15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

5月1日、中1週で迎えた8戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のはやぶさ賞（新潟芝1000m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月29日、約7か月の休み明けで迎えた9戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカッププロメテウス賞（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

4歳（2012年）

1月25日、中7週で迎えた10戦目は、ガーネット特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

2月11日、中1週で迎えた11戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では速い脚を使えず14着に終わった。

2月26日、中1週で迎えた12戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に終わった。

3月11日、中1週で迎えた13戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず6着に終わった。

3月24日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。

4月15日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は高倉稜騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

4月28日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高倉稜騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

6月12日、中5週で迎えた17戦目は、金沢城賞（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

7月14日、中4週で迎えた18戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が衰えて16着に終わった。

8月19日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた19戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のマイネピースに1馬身半の差をつけて久々に勝利を挙げた。

9月8日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のココモサンビーチに1馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

9月30日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見事な伸び脚で急追したが、勝ったトゥルートゥルーに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

10月13日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上C2-2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして、最後は2着のモンテローザに1馬身半の差をつけて4勝目を掴み取った。

11月4日、中2週で迎えた23戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、ムーンライト特選（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

12月2日、中3週で迎えた24戦目は、3歳以上C2-2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（4戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のトシザジュエルに1馬身の差をつけて制した。

12月16日、中1週で迎えた25戦目は、冬至特選（佐賀ダート1750m 晴/重）に出走。鞍上は山下裕貴騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のカネトシロバストをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

5歳（2013年）

1月3日、中2週で迎えた26戦目は、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は山口勲騎手（5戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

1月20日、中1週で迎えた27戦目は、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（6戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るマイネフラッシュを上がり2位タイの末脚で3/4馬身差し切って断トツの支持に応えた。

2月11日、中2週で迎えた28戦目は、ホークス杯（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（7戦5勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

3月24日、中5週で馬体重を前走から26kg減らして迎えた29戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は国分優作騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は一杯になって12着に終わった。

4月21日、中3週で迎えた30戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

5月18日、中3週で迎えた31戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は国分優作騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

6月30日、中5週で迎えた32戦目は、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山下裕貴騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のリバーチケットに2馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

7月15日、中1週で迎えた33戦目は、3歳以上C1-2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山下裕貴騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では卓抜な伸びを見せたが、勝ったセンヒメにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

7月28日、中1週で迎えた34戦目は、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（8戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったガーネットカラーにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

8月16日、中2週で迎えた35戦目は、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山下裕貴騎手（4戦2勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、勝ったカシノレインボーに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

9月1日、中1週で迎えた36戦目は、長田進仁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、3着に終わった。

9月15日、中1週で迎えた37戦目は、3歳以上C1-2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は山下裕貴騎手（5戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったカシノレインボーに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

10月6日、中2週で迎えた38戦目は、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山下裕貴騎手（6戦2勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、抜け出したキョウワカイザーにアタマ差届かず2着に惜敗した。

10月27日、中2週で迎えた39戦目は、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山下裕貴騎手（7戦2勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に敗れた。

11月30日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた40戦目は、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山下裕貴騎手（8戦2勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

12月15日、中1週で迎えた41戦目は、神楽酒造（株）協賛ひむかのくろうま賞（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で山下裕貴騎手（9戦2勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

6歳（2014年）

1月2日、中2週で迎えた42戦目は、迎春賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山下裕貴騎手（10戦2勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、3着に入り込んだ。