トゥルートゥルー（2007年生、母スプリンターキャット）

トゥルートゥルー（2007年5月16日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「本当に」。毛色は鹿毛。種牡馬のダンスインザダーク（当時14歳）と交配したスプリンターキャットが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）松田牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方27戦16勝2着6回。主な勝ち鞍は2012年の3歳以上C1-3。

経歴

デビュー前

1歳のとき、松田牧場から「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、宮崎利男によって1,260万円で落札された。

伊藤正徳厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

10月24日、デビュー戦は後藤浩輝騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は506kg。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は勢いを失って11着に敗れた。

11月7日、中1週で迎えた2戦目は、A.クラストゥス騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

11月21日、中1週で迎えた3戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

3歳（2010年）

8月21日、約9か月の休み明けで迎えた4戦目は、小野寺祐太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に敗れた。

9月12日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小野寺祐太騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

10月16日、中4週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた6戦目は、村松翔太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 23（佐賀ダート900m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るローレルベオウルフを圧倒的な末脚でクビ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

10月31日、中1週で迎えた7戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 21（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして、最後は2着のドクトルファレノに1馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

4歳（2011年）

9月11日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から19kg減らして迎えた8戦目は、平野優騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山芝1200m 外回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に終わった。

11月20日、中9週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた9戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 小雨/不良）に出走。15頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

5歳（2012年）

1月2日、中5週で迎えた10戦目は、4歳以上C2 32（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は倉富隆一郎騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトウショウエルストに5馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

1月14日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上C2 27（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で倉富隆一郎騎手（2戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では印象的な伸び脚で追い上げたが、抜け出したスズカミニオンにハナ差届かず2着に甘んじた。

1月22日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、4歳以上C2 34（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で倉富隆一郎騎手（3戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアランフェスに4馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

2月8日、中1週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた13戦目は、4歳以上C2-20（佐賀ダート1400m 雪/不良）に出走。鞍上は4戦連続で倉富隆一郎騎手（4戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のシルクプレイヤーに3馬身の差をつけて5勝目を手にした。

2月19日、中1週で迎えた14戦目は、早春賞（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で倉富隆一郎騎手（5戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメイショウトキワに4馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

3月20日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上C2 13（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で倉富隆一郎騎手（6戦5勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を炸裂させて、最後は2着のアプローズレディーを半馬身振り切って破竹の4連勝を決めた。

4月22日、中4週で迎えた16戦目は、4歳以上C2-9（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で倉富隆一郎騎手（7戦6勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のマイネピースを3/4馬身振り切って怒涛の5連勝を決めた。

5月3日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で倉富隆一郎騎手（8戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したラブリースカイを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

5月19日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で倉富隆一郎騎手（9戦7勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のシルキーチュチュに1馬身半の差をつけて制した。

6月1日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で倉富隆一郎騎手（10戦8勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のベルモントタッチに2馬身半の差をつけて10勝目を達成した。

6月17日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた20戦目は、4歳以上C2-2（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は11戦連続で倉富隆一郎騎手（11戦9勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅調な伸びを見せたが、シルキーチュチュにクビ差交わされて2着に甘んじた。

6月30日、中1週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた21戦目は、4歳以上C2-2（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は12戦連続で倉富隆一郎騎手（12戦9勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のシルキーチュチュを半馬身振り切って勝利を手に入れた。

7月16日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上C2-1（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で倉富隆一郎騎手（13戦10勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のシルキーチュチュをクビ差振り切ってファンの支持に応えた。

8月12日、中3週で迎えた23戦目は、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は14戦連続で倉富隆一郎騎手（14戦11勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のトシザティアラをクビ差振り切って断然の支持に応えた。

9月1日、中2週で迎えた24戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

9月30日、中3週で迎えた25戦目は、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は倉富隆一郎騎手（15戦12勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のシゲルセキニンシャに1馬身の差をつけて勝利数を14に伸ばす

10月14日、中1週で迎えた26戦目は、3歳以上C2-1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で倉富隆一郎騎手（16戦13勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るマイネフラッシュを目の覚めるような末脚で半馬身差し切って単勝一倍台の支持に応えた。

11月4日、中2週で迎えた27戦目は、ムーンライト特選（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で倉富隆一郎騎手（17戦14勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のライムフレーバーに1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

12月2日、中3週で迎えた28戦目は、ブリリアントカップ（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で倉富隆一郎騎手（18戦15勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、オペラサウンドに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

12月24日、中2週で迎えた29戦目は、3歳以上C1-2（佐賀ダート1400m 雪/不良）に出走。鞍上は5戦連続で倉富隆一郎騎手（19戦15勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったキタサンオリオンに詰め切れず、2馬身差の2着に敗れた。

6歳（2013年）

1月4日、中1週で迎えた30戦目は、3歳以上C1-2（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で倉富隆一郎騎手（20戦15勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の心肺能力で最後まで敢闘したが、勝ったキタサンオリオンに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

3月28日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた31戦目は、郷間勇太騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

4月10日、中1週で馬体重を前走から13kg絞って迎えた32戦目は、一般C1五六（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷間勇太騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では全く伸びず13着に敗れた。

4月25日、中1週で迎えた33戦目は、一般C1四五（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で郷間勇太騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場なく12着に終わった。

6月17日、中7週で迎えた34戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、夕蛍賞（船橋ダート1800m 晴/重）に出走。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に終わった。