キタサンオリオン（2006年生、母ゲイリーアミューズ）

キタサンオリオン（2006年1月9日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋オリオン座」。毛色は鹿毛。種牡馬のダージー（当時5歳）と交配したゲイリーアミューズが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は高橋啓。戦績は、中央平地5戦0勝、地方37戦9勝2着8回。主な勝ち鞍は2013年の3歳以上C1-2。

経歴

デビュー前

当歳のとき、高橋啓から「北海道オータムセールサラブレッド当歳」に上場され、ダーレー・ジャパンによって420万円で落札された。1歳のとき、ダーレー・ジャパンから「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、大野商事によって840万円で落札された。

原孝明厩舎（北海道）へ入厩。

4歳（2010年）

5月4日、デビュー戦は坂下秀樹騎手を鞍上に据えて、イーバンクから楽天銀行賞（門別ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は514kg。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のキタサンアイドルに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

6月17日、中5週で迎えた2戦目は、一般C3-3（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂下秀樹騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマイネヴィッキーに4馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

6月30日、中1週で迎えた3戦目は、一般C3-2（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂下秀樹騎手（2戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、勝ったウォーターショットに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

9月9日、中9週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた4戦目は、一般C3-1（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂下秀樹騎手（3戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、シングシングに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

9月21日、中1週で迎えた5戦目は、一般C3-1（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で坂下秀樹騎手（4戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

10月5日、中1週で迎えた6戦目は、一般C3-1（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で坂下秀樹騎手（5戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

10月19日、中1週で迎えた7戦目は、一般C3-1（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で坂下秀樹騎手（6戦2勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた8戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、どんどん食べよう道産牛肉賞（門別ダート1000m 曇/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

11月16日、中1週で迎えた9戦目は、一般C3-1（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は坂下秀樹騎手（7戦2勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて、最後は2着のビービーアーチャーに1馬身の差をつけて3勝目をマークした。

12月19日、中4週で迎えた10戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

5歳（2011年）

1月9日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず15着に敗れた。

5月8日、約4か月の休養明けで迎えた12戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（2戦0勝）。15頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びあぐねて15着に終わった。

7月30日、約3か月の間隔を開けて迎えた13戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/重）に出走。15頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい13着に終わった。

9月18日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では伸びが鈍く14着に終わった。

11月1日、中5週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた15戦目は、ヱビスビール賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は坂下秀樹騎手（8戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、ボスビアーに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

11月15日、中1週で迎えた16戦目は、アロエ賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂下秀樹騎手（9戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、アランルースに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

6歳（2012年）

1月29日、約2か月半の間隔を開けて迎えた17戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったケージーマサムネに詰め切れず、8馬身差の2着となった。

7月1日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず5着に敗れた。

7月16日、中1週で迎えた19戦目は、小山紗知伽騎手を鞍上に迎えて、チャレンジカップ（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に敗れた。

8月5日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、ナンクルナイサにハナ差交わされて2着に惜敗した。

8月19日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメイショウトキワに4馬身の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

9月2日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上C2-2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では息長く末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のスズカミニオンに1馬身半の差をつけて1番人気に応えた。

9月29日、中3週で迎えた23戦目は、4歳以上C2-1（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて、最後は2着のシルキーチュチュを半馬身振り切ってファンの高評価に応えた。

10月14日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で山口勲騎手（5戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

11月4日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で山口勲騎手（6戦3勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のマイネフラッシュに2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

12月2日、中3週で迎えた26戦目は、ブリリアントカップ（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で山口勲騎手（7戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

12月24日、中2週で迎えた27戦目は、3歳以上C1-2（佐賀ダート1400m 雪/不良）に出走。鞍上は8戦連続で山口勲騎手（8戦4勝）。6頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のトゥルートゥルーに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

7歳（2013年）

1月4日、中1週で迎えた28戦目は、3歳以上C1-2（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で山口勲騎手（9戦5勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトゥルートゥルーに4馬身の差をつけて制した。

1月27日、中2週で迎えた29戦目は、ガーネット特選（佐賀ダート1400m 雪/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で山口勲騎手（10戦6勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、伸びてきたタニノユニヴァース決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

2月10日、中1週で迎えた30戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、アメジスト特選（佐賀ダート1750m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に敗れた。

3月2日、中2週で迎えた31戦目は、小松丈二騎手を鞍上に迎えて、ブラッドストーン特選（佐賀ダート1750m 晴/不良）に出走。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮戦したが、勝ったホープマイスターに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

3月24日、中2週で迎えた32戦目は、アクアマリン特選（佐賀ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小松丈二騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい7着に敗れた。

4月20日、中3週で迎えた33戦目は、ダイヤモンド特選（佐賀ダート1750m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で小松丈二騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に敗れた。

5月19日、中3週で迎えた34戦目は、エメラルド特選（佐賀ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で小松丈二騎手（3戦0勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は一杯になって8着に終わった。

5月31日、中1週で迎えた35戦目は、3歳以上C1-2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は山口勲騎手（11戦6勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

6月16日、中1週で迎えた36戦目は、パール特選（佐賀ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は小松丈二騎手（4戦0勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

6月30日、中1週で迎えた37戦目は、ムーンストーン特選（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小松丈二騎手（5戦0勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。

7月14日、中1週で迎えた38戦目は、ルビー特選（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小松丈二騎手（6戦0勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

7月27日、中1週で迎えた39戦目は、3歳以上C1-2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小松丈二騎手（7戦0勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に終わった。

8月14日、中2週で迎えた40戦目は、3歳以上C1-2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で小松丈二騎手（8戦0勝）。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず4着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた41戦目は、3歳以上C1-2（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で小松丈二騎手（9戦0勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

9月15日、中1週で迎えた42戦目は、3歳以上C1-2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で小松丈二騎手（10戦0勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。