アスターサムソン（2013年生、母アドマイヤマダム）

アスターサムソン（2013年1月27日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のメイショウサムソン（当時10歳）と交配したアドマイヤマダムが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。戦績は、中央平地16戦1勝、中央障害6戦3勝。2018年の京都ハイジャンプ(JG2)に勝利した他、2018年の三木ホースランドパークジャンプステークス(障害4歳以上オープン)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、加藤久枝によって1,296万円で落札された。

中竹和也厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2016年）

3月5日、デビュー戦は岡田祥嗣騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は500kg。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず11着に終わった。

4月3日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡田祥嗣騎手（1戦0勝）。18頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

4月24日、中2週で馬体重を前走からさらに14kg減らして迎えた3戦目は、3歳未勝利（福島芝2600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で岡田祥嗣騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

5月21日、中3週で迎えた4戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

6月26日、中4週で迎えた5戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝2000m 曇/稍重）に出走。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

7月9日、中1週で迎えた6戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出したが、3着に終わった。

7月23日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月13日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のツボミを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

12月3日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、3歳以上500万下（中京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で池添謙一騎手（3戦1勝）。18頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は垂れてしまい15着に終わった。

4歳（2017年）

3月12日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から6kg絞って迎えた10戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に終わった。

3月26日、中1週で迎えた11戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の刈谷特別（中京芝1600m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

5月14日、中6週で迎えた12戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。18頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず11着に終わった。

6月17日、中4週で迎えた13戦目は、三津谷隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

7月9日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（4戦1勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に終わった。

7月23日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（5戦1勝）。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり13着に敗れた。

10月28日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた16戦目は、3歳以上500万下（京都芝1600m 外回り小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（6戦1勝）。17頭立ての17番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

12月3日、中4週で迎えた17戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。14頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。5着を確保した。

12月24日、中2週で迎えた18戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で林満明騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。最後は、2着のメイショウタカモリに1馬身1/4の差をつけて久々に白星を挙げた。

5歳（2018年）

1月20日、中3週で迎えた19戦目は、サラ系障害4歳以上オープン（中京障害芝3330m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で林満明騎手（2戦1勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。6着に敗れた。

3月31日、中9週で迎えた20戦目は、三木ホースランドパークジャンプステークス（阪神障害芝3140m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で林満明騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のメイショウアラワシに2馬身半の差をつけて3勝目をマークした。

5月12日、中5週で迎えた21戦目は、J・G2の京都ハイジャンプ（京都障害芝3930m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で林満明騎手（4戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のルペールノエルに5馬身の差をつけて重賞初挑戦初制覇を成し遂げた。

6月23日、中5週で迎えた22戦目は、J・G3の東京ジャンプステークス（東京障害芝3110m 小雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で林満明騎手（5戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。11着に敗れた。