トウスイ（1999年生、母マツクリスタル）

トウスイ（1999年4月20日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のジェニュイン（当時7歳）と交配したマツクリスタルが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）西川富岡牧場。戦績は、中央平地30戦1勝2着2回、中央障害1戦0勝、地方7戦0勝2着2回。主な勝ち鞍は2002年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、西川富岡牧場から「北海道9月市場サラブレッド2歳」に上場され、林秀雄によって535.5万円で落札された。

鮫島一歩厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2002年）

1月7日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は460kg。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず10着に敗れた。

4月14日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、宝来城多郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に終わった。

4月28日、中1週で迎えた3戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。17頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を発揮したが、6着に終わった。

5月18日、中2週で迎えた4戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2500m 曇/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

6月8日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露したが、3着に終わった。

6月22日、中1週で迎えた6戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝2000m 晴/稍重）に出走。15頭立ての3番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に敗れた。

7月7日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（函館芝2000m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず5着に敗れた。

7月20日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（函館芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（2戦0勝）。15頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のシルクロマンスに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

8月4日、中1週で迎えた9戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝2600m 曇/良）に出走。13頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

8月24日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（札幌芝2600m 曇/稍重）に出走。鞍上は四位洋文騎手（3戦1勝）。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

9月15日、中2週で迎えた11戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の積丹特別（札幌芝2600m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた12戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝2000m 曇/良）に出走。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

4歳（2003年）

4月20日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、北村浩平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝1800m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。

5月4日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた14戦目は、4歳以上500万下（新潟芝2200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で北村浩平騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、4着に入った。

8月2日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた15戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の英彦山特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に終わった。

8月17日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた16戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り雨/良）に出走。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

8月31日、中1週で迎えた17戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り小雨/重）に出走。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に敗れた。

5歳（2004年）

3月6日、約6か月半の休養明けで迎えた18戦目は、4歳以上500万下（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は吉田稔騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に終わった。

3月20日、中1週で迎えた19戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に敗れた。

5月9日、中6週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた20戦目は、4歳以上500万下（新潟芝2200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は北村浩平騎手（2戦0勝）。13頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい5着に終わった。

5月23日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で北村浩平騎手（3戦0勝）。15頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

8月29日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた22戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の知床特別（札幌芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず8着に終わった。

10月3日、中4週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた23戦目は、3歳以上500万下の利尻特別（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

10月23日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた24戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝2000m 曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

11月7日、中1週で迎えた25戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では見事な伸び脚を見せたが、伸びてきたリンドーロ決め手に屈してクビ差の2着となった。

11月21日、中1週で迎えた26戦目は、3歳以上500万下（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（1戦0勝）。18頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

12月12日、中2週で迎えた27戦目は、3歳以上500万下の揖斐川特別（中京芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で芹沢純一騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸びを見せたが、アドマイヤモナークにクビ差交わされて2着となった。

12月25日、中1週で迎えた28戦目は、3歳以上500万下（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で芹沢純一騎手（3戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。

6歳（2005年）

1月23日、中3週で迎えた29戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝2600m 曇/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では脚が残っておらず15着に敗れた。

5月29日、約4か月の休養明けで迎えた30戦目は、仲田雅興騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中京障害芝2800m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。7着に敗れた。

12月3日、約6か月半の休み明けで迎えた31戦目は、3歳以上500万下の揖斐川特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く14着に敗れた。

7歳（2006年）

4月3日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた32戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、一般C2二アイ（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

4月24日、中2週で迎えた33戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、一般C2二（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず8着に終わった。

5月2日、連闘で迎えた34戦目は、薫風特別（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で急追したが、抜け出したローランウィンキーを差し切れず、1馬身差の2着となった。

5月29日、中3週で迎えた35戦目は、天神山城特別（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

6月16日、中2週で迎えた36戦目は、若葉特別（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

7月26日、中5週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた37戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、盛夏特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。13頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、抜け出したユウコーサマーランに半馬身届かず2着となった。

8月9日、中1週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた38戦目は、一般C1三アイ（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。