スズノスキャン（2000年生、母ヤングカズミ）

スズノスキャン（2000年5月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名」。毛色は鹿毛。種牡馬のスキャン（当時12歳）と交配したヤングカズミが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は能登ファーム。戦績は、中央平地6戦0勝、地方17戦10勝2着3回。主な勝ち鞍は2004年の九千部賞(C1)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、能登敏夫から「北海道10月市場サラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

五十嵐忠男厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2003年）

8月30日、デビュー戦は松永幹夫騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

9月21日、中2週で迎えた2戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に敗れた。

10月5日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず13着に敗れた。

11月29日、中7週で迎えた4戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のケイアイリヒトに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月27日、中3週で迎えた5戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後は脚色が鈍り16着に終わった。

4歳（2004年）

1月28日、中4週で迎えた6戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップジュノ賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。9着に敗れた。

3月3日、中4週で迎えた7戦目は、うぐいす特別（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚が振るわず4着に終わった。

4月14日、中5週で迎えた8戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、加古川特別（園田ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

5月15日、中3週で迎えた9戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい15着に終わった。

6月5日、中2週で迎えた10戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての17番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。最後はバテてしまい18着に終わった。

8月1日、中7週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた11戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアストロブレイドに約15馬身の大差をつけて2勝目をつかんだ。

8月21日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（2戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のニューインデアンに約15馬身の大差をつけて1着ゴールを果たした。

9月19日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克也騎手（3戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のロマンシアに5馬身の差をつけて4勝目を掴み取った。

10月2日、中1週で迎えた14戦目は、牧野孝光騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のタイムオブサンデーに1馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

11月7日、中4週で迎えた15戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（4戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のゴールドジャケットに7馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

11月27日、中2週で迎えた16戦目は、九千部賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（5戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のイブキジャグラーをクビ差振り切って獅子奮迅の6連勝を決めた。

12月19日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克也騎手（6戦6勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、キョウエイミランに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

5歳（2005年）

1月2日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で鮫島克也騎手（7戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のテンファクターに2馬身の差をつけて8勝目を手中に収めた。

1月22日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は牧野孝光騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ハローウェルに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

3月6日、中5週で迎えた20戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（8戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、キョウワノーブルにクビ差交わされて2着に甘んじた。

3月20日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（9戦7勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて7着に敗れた。

12月18日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から27kg増やして迎えた22戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克也騎手（10戦7勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のグレートタイクーンをクビ差振り切って久方ぶりの実戦をモノにした。

6歳（2006年）

1月2日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鮫島克也騎手（11戦8勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のラドランロージーに1馬身の差をつけて10勝目を達成した。