プラチナアッシュ（2015年生、母ダノニー）

プラチナアッシュ（2015年2月14日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「艶っぽく輝く、メタリックな感じの色」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のエイシンフラッシュ（当時8歳）と交配したダノニーが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はいとう牧場。2019年の障害3歳以上オープン(障害3歳以上オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

寺島良厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2018年）

5月20日、デビュー戦は川又賢治騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（新潟芝2200m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。馬体重は494kg。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着を確保した。

6月2日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神芝2600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川又賢治騎手（1戦0勝）。17頭立ての4番人気に推されて大外17番ゲートからスタート。逃げる形となり、ミドルペースでレースを進める。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

8月5日、中8週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川又賢治騎手（2戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚が止まってしまい10着に敗れた。

9月8日、中4週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 小雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で川又賢治騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて、最後は2着のプリディカメントに1馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

10月28日、中6週で迎えた5戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では全く伸びず12着に敗れた。

12月28日、中8週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

4歳（2019年）

1月12日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で古川吉洋騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま精一杯の粘りで持ち堪えて、最後は2着のコマノジャスパに1馬身半の差をつけて2勝目を手中に収めた。

2月9日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上1000万下の琵琶湖特別（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で古川吉洋騎手（3戦1勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、リードを5馬身以上確保して、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず5着に終わった。

4月6日、中7週で迎えた9戦目は、4歳以上1000万下の白鷺特別（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で古川吉洋騎手（4戦1勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

5月12日、中4週で迎えた10戦目は、4歳以上1000万下の白川特別（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で古川吉洋騎手（5戦1勝）。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい7着に終わった。

5月25日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上1000万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で古川吉洋騎手（6戦1勝）。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい12着に敗れた。

7月13日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの信夫山特別（福島芝2600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、後続との差を5馬身以上キープして、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、オセアグレイトに交わされて2馬身差の2着となった。

8月3日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた13戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの信濃川特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で菊沢一樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、かなりのスローペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって9着に敗れた。

8月18日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上2勝クラスの阿賀野川特別（新潟芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢一樹騎手（2戦0勝）。13頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って8着に終わった。

11月24日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた15戦目は、白浜雄造騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のネプチュナイトに1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

12月7日、中1週で迎えた16戦目は、障害3歳以上オープン（中京障害芝3300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で白浜雄造騎手（1戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のマイネルアトゥーに6馬身の差をつけて4勝目を獲得した。

5歳（2020年）

3月7日、約3か月の休養明けで迎えた17戦目は、障害4歳以上オープン（中京障害芝3300m 晴/良）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で白浜雄造騎手（2戦2勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。5着に終わった。

5月23日、約2か月半の間隔を開けて迎えた18戦目は、障害4歳以上オープン（新潟障害芝3290m 外→内晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で白浜雄造騎手（3戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。10着に敗れた。

6月27日、中4週で迎えた19戦目は、J・G3の東京ジャンプステークス（東京障害芝3110m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で白浜雄造騎手（4戦2勝）。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。11着に敗れた。

8月1日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた20戦目は、J・G3の新潟ジャンプステークス（新潟障害芝3250m 外→内晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で白浜雄造騎手（5戦2勝）。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。5着に入り込んだ。

9月19日、中6週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた21戦目は、J・G3の阪神ジャンプステークス（中京障害芝3300m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で白浜雄造騎手（6戦2勝）。13頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。9着に敗れた。