マイネルアトゥー（2013年生、母ミスジョーカー）

マイネルアトゥー（2013年3月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋切り札（仏）」。毛色は青鹿毛。種牡馬のステイゴールド（当時19歳）と交配したミスジョーカーが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はビッグレッドファーム。2020年の障害4歳以上オープン(障害4歳以上オープン)に勝利した他、2019年の障害3歳以上オープン(障害3歳以上オープン)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

ラフィアンターフマンクラブにて総額2,400万円（24万×100口）で一口馬主が募集された。

吉田直弘厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2015年）

9月21日、デビュー戦は松若風馬騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は448kg。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るデューズワイルズを上がり1位の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月17日、中3週で迎えた2戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の紫菊賞（京都芝2000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に終わった。

11月5日、中2週で迎えた3戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、2歳Jpn3の北海道2歳優駿（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に終わった。

3歳（2016年）

1月30日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、S.フォーリー騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の梅花賞（京都芝2400m 外回り曇/重）に出走。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場なく5着に終わった。

2月27日、中3週で迎えた5戦目は、3歳500万下の水仙賞（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は柴田大知騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

3月19日、中2週で迎えた6戦目は、3歳500万下（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では強靭な末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

4月16日、中3週で迎えた7戦目は、3歳500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、4着に終わった。

6月19日、中8週で迎えた8戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の木古内特別（函館ダート1700m 晴/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

7月3日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（函館芝2600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって11着に終わった。

11月19日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、A.シュタルケ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/重）に出走。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に敗れた。

4歳（2017年）

1月14日、中7週で馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた11戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は松若風馬騎手（1戦1勝）。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず9着に終わった。

1月28日、中1週で迎えた12戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1900m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

2月13日、中1週で迎えた13戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の脊振山特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に終わった。

2月26日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は松若風馬騎手（2戦1勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

3月25日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、3着を確保した。

4月15日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は松若風馬騎手（3戦1勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい5着に敗れた。

5月7日、中2週で迎えた17戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月5日、約3か月の休み明けで迎えた18戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

8月27日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

9月9日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線に入ると、前で粘るエアウィンザーを圧倒的な末脚でクビ差だけ差し切って久方ぶりに勝利を挙げた。

11月18日、中9週で迎えた21戦目は、A.アッゼニ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都芝2000m 曇/重）に出走。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

12月10日、中2週で迎えた22戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の境港特別（阪神芝2200m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではいいところがなく6着に終わった。

5歳（2018年）

5月5日、約5か月の休養明けで迎えた23戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の鴨川特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

6月2日、中3週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の三木特別（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（4戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

6月23日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上1000万下の京橋特別（阪神芝2000m 雨/重）に出走。鞍上は国分優作騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

7月15日、中2週で迎えた26戦目は、柴田未崎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のシンガポールターフクラブ賞（中京芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

12月8日、約5か月の休養明けで迎えた27戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の境港特別（阪神芝2200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は和田竜二騎手（5戦0勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に終わった。

6歳（2019年）

1月6日、中3週で迎えた28戦目は、4歳以上1000万下（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（6戦0勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手が足りず5着に終わった。

2月3日、中3週で迎えた29戦目は、4歳以上1000万下の稲荷特別（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は国分優作騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に終わった。

3月2日、中3週で迎えた30戦目は、4歳以上1000万下の千里山特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（7戦0勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず11着に終わった。

3月31日、中3週で迎えた31戦目は、F.ミナリク騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の明石特別（阪神芝2000m 曇/良）に出走。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず5着に終わった。

5月19日、中6週で迎えた32戦目は、平沢健治騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。最後は、2着のクリノサンスーシに1馬身の差をつけて久々に白星を挙げた。

6月29日、中5週で迎えた33戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（中京障害芝3300m 曇/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったメドウラークから2馬身半差の2着となった。

8月10日、中5週で迎えた34戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は平沢健治騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のノワールギャルソンをハナ差制してファンの支持に応えた。

12月7日、約4か月の休み明けで迎えた35戦目は、障害3歳以上オープン（中京障害芝3300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で平沢健治騎手（2戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。最後は、勝ったプラチナアッシュから6馬身差の2着に敗北した。

7歳（2020年）

3月28日、約3か月半の休み明けで迎えた36戦目は、障害4歳以上オープン（中京障害芝3330m 曇/稍重）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で平沢健治騎手（3戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。5着に終わった。

5月23日、中7週で迎えた37戦目は、障害4歳以上オープン（新潟障害芝3290m 外→内晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で平沢健治騎手（4戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のフォワードカフェをアタマ差制して5勝目を収める

2020年7月8日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。