ノワールギャルソン（2012年生、母レッドアゲート）

ノワールギャルソン（2012年5月6日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「黒(仏)+少年(仏)。本馬毛色より連想。活躍を祈って」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアドマイヤムーン（当時9歳）と交配したレッドアゲートが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は小島牧場。2020年の障害4歳以上オープン(障害4歳以上オープン)に勝利した他、2019年の障害3歳以上オープン(障害3歳以上オープン)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

田村康仁厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

11月15日、デビュー戦はP.ブドー騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は428kg。13頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、伸びてきたエイムハイ決め手に屈してクビ差の2着となった。

11月29日、中1週で迎えた2戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

12月20日、中2週で迎えた3戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

3歳（2015年）

2月8日、中6週で迎えた4戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には届かず7着に敗れた。

3月14日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず6着に敗れた。

5月30日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、6着に終わった。

7月4日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、3歳未勝利（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず7着に敗れた。

7月11日、連闘で迎えた8戦目は、3歳未勝利（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（2戦0勝）。13頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。

7月26日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で勝浦正樹騎手（3戦0勝）。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では徐々に前との差を詰めて、最後は2着のローレルウラノスを3/4馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

11月15日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg減らして迎えた10戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/不良）に出走。15頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず12着に終わった。

12月26日、中5週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた11戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての18番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に終わった。

4歳（2016年）

1月16日、中2週で迎えた12戦目は、F.ベリー騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に終わった。

3月12日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では逸出した伸び脚で急追したが、勝ったサトノバリアントに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

3月27日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマイネルライヒに6馬身の差をつけて2勝目を獲得した。

4月23日、中3週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた15戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の米沢特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では伸びあぐねて15着に敗れた。

7月9日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から20kg戻して迎えた16戦目は、3歳以上500万下（函館ダート2400m 曇/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（4戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

7月24日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（5戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず7着に敗れた。

8月20日、中3週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート2400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（6戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、逃げるペイシャゴンジセを差し切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

9月17日、中3週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は吉田豊騎手（2戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮したが、4着に終わった。

10月8日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（東京ダート2100m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（3戦1勝）。15頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したリキサンダイオーを捕まえ切れず、クビ差の2着に惜敗した。

10月29日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（東京ダート2100m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（4戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に敗れた。

5歳（2017年）

5月6日、約6か月半の休み明けで迎えた22戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のイルフォーコンをクビ差振り切って休養明けの一戦を制した。

5月20日、中1週で迎えた23戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の是政特別（東京ダート2100m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が鈍り13着に終わった。

7月23日、中8週で迎えた24戦目は、3歳以上1000万下の横手特別（福島ダート1700m 小雨/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（5戦1勝）。15頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に終わった。

8月26日、中4週で迎えた25戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の瀬波温泉特別（新潟ダート1800m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

12月10日、約3か月半の休養明けで迎えた26戦目は、江田勇亮騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。5着に終わった。

6歳（2018年）

2月24日、約2か月半の間隔を開けて迎えた27戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で江田勇亮騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月17日、中2週で迎えた28戦目は、障害4歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で江田勇亮騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のシンボリダルクに3馬身の差をつけて4勝目を奪取した。

12月8日、約9か月の休み明けで迎えた29戦目は、サラ系障害3歳以上オープン（中京障害芝3300m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で江田勇亮騎手（3戦1勝）。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。3着を確保した。

7歳（2019年）

1月19日、中5週で迎えた30戦目は、サラ系障害4歳以上オープン（中京障害芝3330m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で江田勇亮騎手（4戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。最後は、2着のサンマルホームに5馬身の差をつけて5勝目をつかんだ。

3月16日、中7週で迎えた31戦目は、サラ系障害4歳以上オープン（中京障害芝3300m 晴/良）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は6戦連続で江田勇亮騎手（5戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。10着に敗れた。

6月29日、約3か月半の休み明けで迎えた32戦目は、障害3歳以上オープン（中京障害芝3300m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で江田勇亮騎手（6戦2勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月10日、中5週で迎えた33戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は8戦連続で江田勇亮騎手（7戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったマイネルアトゥーからハナ差の2着に甘んじた。

10月19日、中9週で迎えた34戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝3250m 外→内曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で江田勇亮騎手（8戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のテイエムコンドルに1馬身1/4の差をつけて6勝目を収める

8歳（2020年）

2月1日、約3か月半の休み明けで迎えた35戦目は、牛若丸ジャンプステークス（京都障害芝3170m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で江田勇亮騎手（9戦3勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。8着に敗れた。

3月28日、中7週で迎えた36戦目は、障害4歳以上オープン（中京障害芝3330m 曇/稍重）に64kgの斤量を背負って出走。鞍上は11戦連続で江田勇亮騎手（10戦3勝）。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のマイネルレオーネに7馬身の差をつけて7勝目を手中に収めた。

8月1日、約4か月の休み明けで迎えた37戦目は、J・G3の新潟ジャンプステークス（新潟障害芝3250m 外→内晴/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は12戦連続で江田勇亮騎手（11戦4勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。6着に敗れた。

12月12日、約4か月半の休養明けで迎えた38戦目は、障害3歳以上オープン（中京障害芝3300m 晴/良）に63kgの斤量を背負って出走。鞍上は13戦連続で江田勇亮騎手（12戦4勝）。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。12着に敗れた。

9歳（2021年）

1月30日、中6週で迎えた39戦目は、牛若丸ジャンプステークス（小倉障害芝3390m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で江田勇亮騎手（13戦4勝）。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。7着に敗れた。

4月3日、中8週で迎えた40戦目は、三木ホースランドパークジャンプステークス（阪神障害芝3140m 晴/良）に63kgの斤量を背負って出走。鞍上は15戦連続で江田勇亮騎手（14戦4勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。競走中止となった。

7月17日、約3か月半の休み明けで迎えた41戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（福島障害芝3380m 晴/良）に63kgの斤量を背負って出走。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。12着に終わった。